2018年4月20日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
米英仏によるシリアへの攻撃は、14日(土)のみで単発に終わるとの見方から、市場では追加攻撃への懸念は後退している。また、注目されていた日米首脳会談では、懸念されていた為替への言及などはなく、無難な結果に終わった。こうしたリスクの後退から、米ドル/円は107円台後半まで上昇している。
現在の為替相場の戦略やスタンス
2017年の年末を振り返ってみると、米ドル/円はしばらく112~113円台で膠着状態が続いていた。しかし、その後2018年1月から2月にかけては、ボラティリティが急騰し、結果1カ月半で8円も急落するということがあった。
そして現在、ボラティリティは低下し、狭いレンジで推移している。不安定な安倍政権の政局次第では、ボラティリティが再び上昇し、株安・円高の流れが加速する可能性がある。
米ドル/円の107円台後半では、ショートポジションを徐々に増やしていきたいと考えている。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。