2018年6月4日11時過ぎに竹内典弘さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
先週、欧米の祝日明けで始まった市場は、イタリアとスペインの政局混迷が強く意識された。ユーロ/円は、28日(月)の高値128.53円からほぼ一直線に下落し、29日(火)のNY市場で124.62円まで下値を拡大。その後は、急速に値を戻し、1日(金)に発表された米雇用統計の良好な数字を受け、127円台後半での週越えとなった。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週も引き続き欧州政局及び、イタリアの債券市場の動向が鍵を握る。
週末には3回目の米中貿易協議が開かれたが、大きな進展はなかった。
来週は米朝首脳会談、米欧日の主要三中銀で金融政策の発表が予定されており、今週は調整色の強い一週間となるだろう。明日5日(火)には、米ISM非製造業景況指数の発表があるものの、注目度の高い経済指標やイベントはなく、様子見姿勢となりそうだ。
竹内典弘
1990年、カナダ系の銀行へ入行し為替ディーラーとなる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、twitter(@yen20pl)や西原宏一さんのメルマガを通じて情報配信を行なう。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。