6月は梅雨で雨が多い上、祝日がないことから憂鬱だと感じる人が多いだろう。だからこそ旅行でリラックスする、という手はいかがだろうか。実はお得に旅行するなら6月が狙い目なのだという。そこで関東近郊で1泊でも楽しめる高級旅館を紹介したい。

6月は旅行者が少ないため快適に過ごせる?

旅館,温泉
(画像=Sann von Mai/Shutterstock.com)

国土交通省によると、6月の宿泊者数は1月、2月に続いて少なく、特に旅館やリゾートホテルの稼働率については6月が最も低い。2月は日数そのものが少ないことを考えると、1年でもっとも旅行する人が少ないのは6月だと言えるだろう。夏休み前で祝日がないこと、雨が多い時期だということがその原因だと考えられる。

旅館やホテルにおいて、ビジネスの最も重要なポイントは「空室」を作らないことだ。人件費や固定費は、部屋が埋まっていなくても発生する。そのため少しでも空室を埋めてキャッシュを生んだほうが、ビジネス上効率がいい。空き室が多い6月は、安く泊まれるチャンスといってよいだろう。もしかすると普段は泊まることができない高級旅館にも普段よりお得に泊まれるかもしれない。

旅館内でレジャーを完結できる宿泊施設がおすすめ

そうとはいえ雨が多い6月に旅行するのは、あまり気のりしないという人も多いはずだ。旅行先で多くの観光名所を周ろうとしているのに雨が降ると、旅行の楽しみが半減してしまう。

そこで「旅館でゆっくりする」というレジャーを楽しんでみてはいかがだろうか。大型旅館であれば、館内にスパなどのアミューズメントがあるところもある。雨に日に部屋の窓から見る景色は、また違った表情を見せるだろうし、何もしないと割り切ることでリラックスし普段の疲れをとることに集中できる。いつも旅行に予定を詰め込む人ほど「何もしない贅沢」を楽しんでもらいたい。

お得に泊まれるかも?関東の「高級旅館」3選

6月に行くのであれば、都内からのアクセスが良い旅館がいいだろう。関東近郊の「泊まってみたい高級旅館」は次の3つだ。

●箱根・翠松園

箱根の翠松園は23室すべてがスイートルームで、ホテルと旅館の両方の良さを味わえるというのがコンセプトの高級旅館。全室にかけ流しの露天風呂がついており、大浴場とともに楽しむことができる。旅館内にはバーもスパもあり、館内でゆったりした時間を過ごすことができる。駅まで送迎もしてくれるので電車で行きたい方にも便利だ。

●緑水亭 勝浦別館 翠海

千葉方面なら勝浦にある緑水亭 勝浦別館 翠海をおすすめしたい。和モダンな旅館は、星が見える大浴場や、個室タイプの食事処で楽しむ海鮮が特徴だ。広いドックランやペットホテルもあり、ペットを連れての旅行にもぴったりと言える。

●別邸 千寿庵

水上温泉の別邸 千寿庵は「何もしない贅沢」をコンセプトとしており、自然の中でリラックスしてもらえるようなサービスを提供している。歩行湯や読書ルームなど、他の旅館では見られないような施設も面白い。部屋や料理のレベルも申し分ない。自然の中でゆっくりしたいと言う人におすすめだ。

6月こそリラックスをしに旅行に出かけよう

6月は気圧の乱れも多く体調を崩しやすい時期でもある。祝日はないものの、週末には近場に旅行にでかけて何もしない贅沢を味わってはいかがだろうか。一流のサービスを通常よりお得な料金で受けられるかもしれない。(ZUU online 編集部)