2018年8月28日10時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

トルコ危機をきっかけにリスクオフマーケットとなり、ユーロ/米ドル、ユーロ/円が崩れた。米ドル/円も一目均衡表の雲を下回ったが、トルコ危機の他国経済への影響が限定的との認識が広まったことや、中国政府が人民元安に対してしっかりと歯止めをかける方針がはっきりしたことで、市場全体がリスクオン方向に転換した。特に昨日27日(月)は、懸案だった米国とメキシコのNAFTA再交渉の合意がなされたことで、メキシコとカナダとの貿易問題に関しては、山場を過ぎたことがはっきりし、リスクオンが加速した。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米国株は、自社株買いがまだまだ大量に出てくるため下がりようがない。貿易問題が次第に為替問題に移るとの観測もあり、ユーロ/米ドルは底入れ、ユーロ/円を中心にクロス円が上昇する傾向が強まっている。ユーロ/円はかなり買われ過ぎており、目先の反落リスクもあるが、底入れした感もある。128~133円レンジで押し目買いだろう。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。