富裕層であればさぞかし良質な提案をプライベートバンカーから受けているのでは?プライベートバンクの視点から富裕層の世界を覗く特集第6回目は、プライベートバンクが顧客である富裕層に対して行っている「超良質な提案」の中身について。
プライベートバンカーとして超富裕層ビジネスに携わり、『プライベートバンクは、富裕層に何を教えているのか?――その投資法と思想の本質』(ダイヤモンド社)の著者でもあるZUU代表冨田に話を聞いた。(聞き手:押田裕太)
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――具体的にプライベートバンカーは富裕層にどのような提案をしているのでしょうか?提供価値のメインである金融サービスについて教えてください。
超富裕層の元には当然、複数のプライベートバンクからの提案があり、各プライベートバンクもしのぎを削って超良質な提案を行っています。あまり表には出てこないスキームについて、最新トレンドも交えながらいくつかご紹介しましょう。
冨田 和成
神奈川県出身。一橋大学在学中にIT分野にて起業。2006年大学卒業後、野村證券株式会社に入社。本社の富裕層向けプライベートバンキング業務、ASEAN地域の経営戦略担当等に従事。2013年3月に野村證券を退職。同年4月に株式会社ZUUを設立し代表取締役に就任。