日経平均   24,120.04 円 △ 323.30 円
≪東証一部≫
売買高    15億5,726万株
売買代金  3兆1929億3400万円
値上り銘柄数 1,399 銘柄
値下り銘柄数 623 銘柄
騰落レシオ(25日) 131.65 % ▼ 1.65 %
為替 1ドル=113.56 円

市況概況

アルゴナビス清水の投資戦略
(画像=PIXTA)

米国株が堅調、為替も円安ということで買い先行となりました。夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく買われていたこともあって寄り付きから24,000円を大きく超えて始まり、上値を試す動きになりました。特にその後何かニュースがあったということでもないのですが、下がらないから買い戻しが入り、買い戻しが入って指数が上昇するとさらに買われるということで大きな上昇となりました。

昼の時間帯も先物の買い戻しが続きさらに上値を追う動きとなりました。後場も買い先行となり、寄り付きが高値となって徐々に利益確定売りに押され上げ幅縮小となりました。それでも週末・月末の買い戻しもあって大きく崩れるということもなく、値持ちの良い展開となり、最後は持高調整の売り買いが交錯しながら上げ幅を縮小しての引けとなりました。

小型銘柄も総じて堅調でしたが、上値の重い展開となりました。東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均は堅調でした。先物はまとまった売り買いも見られ、指数を大きく動かす場面も見られました。ただ、買い一辺倒ということでもなく、散発的にまとまった売りも出るということで目先的な持高調整も多かったものと思います。

昨日が良い押し目となった形となりました。週末・月末要因もあるのでしょうが、昨年10月のパターンと同じような感じになって来ました。ここからさらに空売りが積み上がるかどうかということで相場の上値が決まることになりそうです。買い戻し一巡となると上値も重くなり、上値が重くなると手仕舞い売りに押されるということになりそうです。

●テクニカル分析

日経平均
高値を抜けたものの上ヒゲ線となり、いったんここが高値となる可能性もありそうです。来週、安く始まるようであれば、調整となるのでしょう。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。