MMD研究所(東京都港区、代表取締役:吉本浩司)はスマートフォンユーザーのカメラの利用動向ならびにカメラの画質実態を知るため、2回にわたり調査を行いました。第1弾調査では、スマートフォンのカメラ機能を利用したことがあると回答した15歳から69歳までの男女2,000人を対象に「スマートフォンカメラの利用に関する調査」を2018年8月10日~12日の期間で実施致しました。 第2弾では、ハイエンドモデルのスマートフォンカメラの画質比較調査を予定しています。
【調査結果サマリー】
■ 写真撮影に最もよく使うのは「スマートフォンのカメラ」で87.7%、10代女性では100%
■ スマホのカメラでよく撮影するのは、「友達・家族・恋人との写真」「自然の風景写真」「街並みの風景写真」
■ スマホカメラへの不満点、「暗がりでの画質」「手ぶれ補正」「ズーム後の画質」
■ 購入時にスマホのカメラ機能について調べたと回答したのは52.3% 具体的な情報の接触場所は「公式サイト」と「店員に話を聞いた」が35.1%
■ スマホカメラに求める機能「手振れ防止機能」「ピントが正確に合う機能」「暗い場所でもきれいに撮影できる機能」
■ スマホ写真、33.4%が写真の加工経験あり、10代女性では81.0%に加工経験がある
写真撮影に最もよく使うのは「スマートフォンのカメラ」で87.7%、10代女性では100%
15歳~69歳のスマートフォンを利用している男女2,000人を対象に、写真撮影をするために最も利用しているデバイスを聞いたところ、「スマートフォンのカメラ」が最も多く87.7%、次いで「コンパクトデジタルカメラ」が7.4%、「デジタル一眼レフカメラ」が2.4%と続いた。性年代別に見ていくと、10代女性は「スマートフォンのカメラ」をメインで利用している割合が非常に高いことがわかった。
スマホのカメラでよく撮影するのは、「友達・家族・恋人との写真」「自然の風景写真」「街並みの風景写真」
スマートフォンカメラでよく撮影するシーンを聞いたところ(3つまで複数回答可)、最も多かった撮影シーンは「友達・家族・恋人との写真」で47.3%、次いで「自然の風景写真」が36.4%、「街並みの風景写真」が29.2%と続いた。
スマホカメラへの不満点、「暗がりでの画質」「手ぶれ補正」「ズーム後の画質」
次にスマートフォンのカメラ機能への不満点があるか聞いたところ、全体の半数を超える59.6%に不満点があることがわかった。不満点があると回答した方(n=1,191)に具体的な不満点を聞いてみると(3つまで複数回答可)、上位から「暗がりでの画質(34.2%)」、「手ぶれ補正(23.3%)」、「ズーム後の画質(21.5%)」に主な不満があることがわかった。
購入時にスマホのカメラ機能について調べたと回答したのは52.3% 具体的な情報の接触場所は「公式サイト」と「店員に話を聞いた」が35.1%でトップ
スマートフォン購入時にスマートフォンのカメラ機能について情報を調べたかどうか聞いたところ、情報を調べたと回答したのは52.3%となった。情報を調べたと回答した方(n=1,046)にどこで調べたのか聞いたところ(複数回答可)、最も多かったのは「公式サイト」と「店員からの話」が同率で35.1%に上った。
スマホカメラに求める機能「手振れ防止機能」「ピントが正確に合う機能」「暗い場所でもきれいに撮影できる機能」
スマートフォン購入時にカメラ機能について重視したかどうか聞いたところ、「重視した」と回答したのは38.8%だった。重視したと回答した方(n=776)に次回購入時にスマートフォンのカメラに求める機能を聞いたところ(複数回答可)、「手振れ防止機能」が43.2%で最も高く、次いで「ピントが正確に合う機能」が42.0%、「暗い場所でもきれいに撮影できる機能」が40.6%が上位だった。
スマホ写真、33.4%が写真の加工経験あり、10代女性では81.0%に加工経験がある
スマートフォンで撮影した写真について加工するかどうかを聞いたところ、33.4%が加工したことがあると回答した。性年代別で見ると、10代の女性は、81.0%が加工したことがあると回答している。
加工経験があると回答した方(n=668)に加工方法について聞いたところ(複数回答可)、「彩度・明暗・色などを調整する」が45.1%、「フィルターをかける」が30.7%、「文字・スタンプ・フレームなど入れる」が27.4%で上位だった。
執筆者:森 路子
※本調査レポートの百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っており、合計しても100%とならない場合がございます。
(提供:MMD研究所)