2018年10月25日(木)Market TalkのSummary

米国株の調整について

・先々週の下落第一波は金利上昇に対する調整で理屈どおりの動きである。

・第一波での極めて合理的なマーケットのリアクションとそこから先の意味のない動きが絡まって 相場が見えにくくなっている。

・今回の第2波は理屈がない下げである。ロスカットやトレンドフォロー、テクニカル上での売買、アルゴリズム取引などファンダメンタルズと関係ない機械的な動きが株価を動かしている。

・ファンダメンタルズと株価は乖離している期間の方が多いが、いつかは一致するもの。

・相場は今回のように理屈で動かないこともあるが、やはり理屈が大事 ‐ ファンダメンタルズやイールドスプレッドなどを見ていかなければいけない。

日本株の下げについて

・日本株はこれらの米国株の動きに巻き込まれている状態。

・理屈を超えた下げは揺り戻しで戻ってくる部分があるので、ここは安売りされている銘柄を拾うスタンスでよいのではないか。

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広木隆(ひろき・たかし)
マネックス証券 チーフ・ストラテジスト

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