3月決算企業の中間決算発表が先月下旬からスタートしています。こうしたなか先週は決算発表が一段と本格化し、TOPIX500採用銘柄に限ると先月31日がピークとなりました。しかし、今月に入ってもまだまだ多くの企業が決算を発表しています。そこで今回は11月5日と6日の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に早速集計してみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そのなかでも注目度が高かったのが昨日の13時25分に発表されたトヨタ(7203)の決算で、下期のドル円の想定レートを円安方向に見直したことなどから通期の営業利益の見通しを1000億円上方修正しています。また、同時に自社株買いを発表したこともあって決算発表直後に株価が一段高となり一時は3%以上上昇する場面もみられました。

決算集計(11月5日-6日発表分)
(画像=マネックス証券)
決算集計(11月5日-6日発表分)
(画像=マネックス証券)
決算集計(11月5日-6日発表分)
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もう一つのヒント

●明日の決算発表スケジュールは

先月下旬からスタートした3月決算企業の中間決算発表もTOPIX500採用銘柄に限ると先月の31日がピークとなりましたが、今週もまだまだ多くの企業が決算発表を予定しています。こうしたなか明日は大成建設(1801)や日産(7201)、ニコン(7731)などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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