正式名称:雇用統計
ポイント:カナダの雇用情勢を示す最重要統計
概要:一般的な雇統計と同様にカナダの雇用統計も、就業者数、失業者数、失業率、労働参加率の4項目によって構成されている。注意すべきは失業率に大きな変動がない場合でも、就業者数が大幅に増減する場合もある。ここでいう失業者数の定義とは、15歳以上の失業者(働く意思と能力があるのに仕事に就けない状態にある人)で、就業意欲はあるものの、調査対象期間中に就業していない者、もしくは失業保険を給付されている者、と定義されている。
失業率はその失業者数の労働人口に対する割合であり「失業率=失業者数÷労働人口」の式で算出される。
洞察(インサイト):この指数の変化による効果は次のようになる。【失業率が上昇し、就業者数が減少した場合】カナダの債券市場は金利低下への予想から上昇すると予想される。またカナダドルは弱含みに推移すると予想される。カナダの株式市場にとっては株安要因になると言える。
【失業率が上昇し、就業者数が増加した場合】
カナダの債券市場は金利低下への予想から上昇すると予想される。またカナダドルはやや弱含みに推移すると予想される。カナダの株式市場にとっては基本的には株安要因になると言える。
【失業率が低下し、就業者数が減少した場合】
カナダの債券市場は金利上昇への予想からやや下落すると予想される。、またカナダドルは強含む場合もある。カナダの株式市場は株高に振れる場合もあるが、失業率の低下が予想されていた場合は中立のままであると言える。
発表頻度:毎月
発表時期:
オタワ時間07:00
毎月第一・第二金曜日に発表
(月初が金曜日の場合は第二金曜日に発表)
重要度:1