2018年11月13日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今週は揉み合いつつ、上昇三角形を形成している。上昇三角形の上のラインである114.55円を超せれば115円トライしていくだろう。これを超せなかったら、つまらない相場になりそうだ。現状は、対ドルでドルが買われていて米ドル/円が横ばいなので、クロス円が下がるという現象になっている。ただ、クロス円が下がると、米ドル/円が追いかけていくことになるため、必然的に米ドル/円はあまり大きく上がらないという状況だ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円の予想レンジとしては、112.85~114.95円。戦略としては、あまり高いところで買わず113円のミドル割れや113円前半から買いで入りたい。このレベルは7月の高値である113.17円付近があったり、10月にも何度か頭を抑えられたゾーンだ。また、21日移動平均線や一目均衡表雲なども下支えしていることから、113円割れは考えづらく、割れても112.85円付近までしか下がらないと考えている。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。