2018年11月20日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今月末、来週30日(金)に控える米中首脳会談が焦点となるため、そこまでは動きづらい展開となるだろう。また今週は明後日22日(木)がサンクスギビングデーのため、海外勢は持っているポジション調整以外、あまり動かないとみられている。また米中問題に関しては、米国の対中強硬姿勢はおそらく今後も変わらないだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は現在112~113円のレベルだが、少し長めの期間で考えても114~115円のレベルを超えていくのは、米中対立がある限りは難しいと考えている。ファンダメンタル的に見てもそうだ。昨日19日(月)の米国のNAHB住宅市場指数の数字も悪かったことなどもそれを示唆しているが、米トランプ経済政策でものすごく景気が良かったが、過剰に良い景気が徐々に薄れてくるため、少しずつ円高方向に進むと考えている。ただ、現在はとにかく月末の米中首脳会談を待ちたい。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。