新刊のテーマに「銀行」を選んだ背景について、責任編集・若林恵氏(黒鳥社コンテンツ・ディレクター)は「自分がやるのは恐れ多いと思った」としながら、北欧では金融を単なるビジネスではなく一種の社会保障としてとらえ、その変革がすなわち社会変革運動になると考えられていたところに感化されたことがあったと明かす。

その若林氏が「人様のメディアブランドを預かる格好ではなく完全なる自社プロダクト、かつ企画も編集もほぼひとり」で作り上げた新刊『NEXT GENERATION BANK 次世代銀行は世界をこう変える』は、変わらない切り口で、銀行やフィンテックサービス、AI、デジタル分散主義や金融包摂のあり方を取り上げて考察した、示唆に富む一冊となっている。後編では銀行や金融のあるべき姿について聞いている。(聞き手:濱田 優ZUU online編集長/写真・森口新太郎)

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