2019年1月9日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日8日(火)の米国株は続伸。米中通商協議が順調に進展しているとの報道が要因だった。ただ個人的な印象としては米中通商協議が順調に進展しているというよりも、繰り返しになるが、米国株の急落に対し、「米中通商会議が順調に進展しているというムードを醸し出し」、米株の持ち直しを狙ったトランプ政権の政策があたっているというもの。トランプ米大統領は「中国との交渉は非常にうまく行っている」とツイートした。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日9日(水)の注目は日本時間11時から予定されているトランプ米大統領の演説。トランプ米大統領は、国境の壁に消極的な議会の承認を得ずに建設を決定できる国家緊急事態宣言の発動を切望しており、その国境問題に関して、本日9日(水)日本時間11時にトランプ大統領が演説する予定のようだ。日経平均は現在20,386円で推移。安値からあっというまに1500円程度反発している。すごいボラティティだ。為替市場より先行して急落した株式市場が調整に入っているため、為替市場もリスクオンで豪ドル/円を中心にクロス円が堅調となっている。短期は別として、こうした反発を利用して、中期での米ドル/円、クロス円のショートを再構築したいところだ。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。