「プチ断糖ランチ」で、ライバルを引き離す

まずはプチ断糖から。とても簡単です。大事なプレゼンがある日に、朝食と昼食で断糖するのです。ここで「定食のお米を半分残す」といった生半可な糖質制限をやっても意味がないことは、もうおわかりですね。ちょっと米を抜くくらいなら、やらないほうがマシです。糖断ちするなら真剣に、きっちりやりましょう。

たとえば朝は、豚ロースとブロッコリーの炒め物。調理するのが面倒な方は、豚肉をスパムに置き換えればよりラクができます。味付けは塩コショウがベストです。間違っても甘辛の味付けなどはしないでください。そしてランチはコンビニで、サラダチキンとゆで卵を買いましょう（サラダはサラダでも、野菜サラダはいけません）。

朝にたっぷり食べてお腹が空いていなければ、昼は抜いたってかまいません。「1日3食」という神話を、信じる必要はないのです。逆に、朝は食欲がないけれど昼はお腹がペコペコという方は、ここでステーキを食べます。ただしソースはかけず、塩コショウのみ。もちろん、付け合わせの野菜やライスはナシです。そのぶん、空腹感が満たされるよう、お肉の量を増やして調節してください。

たったこれだけのことで、いつも昼休み後に襲って来る眠気やだるさとは無縁になります。身体はすっきり、頭は爽快です。糖は倦怠感のモトなのです。もしもプレゼンのライバルが「頑張りどころだから」と昼にかつ丼でもかき込んでくれば、こちらの有利は計り知れません。

いきなり糖質制限だ断糖だといわれても、できる気がしない、3日坊主になるに違いないという方は多いものです。そんな方は手始めに、ここ一番で糖を抜く「プチ断糖」で、身体と頭が引き締まるのを感じてください。一度効果を感じられれば、「もっとやってみようか」と思うはずです。

40代になったら「消化力」をチェックしてみよう

ここまでで、「朝からロース肉、昼にはステーキか……そんな重たいもの、食べられないな」と思った方がいるかもしれません。40代になると如実に重たいものが食べにくくなります。それは「消化力」が下がっているからです。消化力は健康診断の項目にもなく、聞き慣れない言葉かもしれませんが、健康のためにとても重要なポイントです。

自己診断はごく簡単です。

《消化力チェック》
・食事の時間になっても空腹感がやってこない
・食べたものがなかななこなれない
・胃もたれしやすい
・ランチのあとの眠気が強い
・メニューを見てもなかなか決められない

当てはまる人は、明らかに消化力不足です。ではどうするか。改善方法はいたって簡単です。消化力を上げるのにもっともいい方法は、断食です。といっても、大げさなものではありません。長くても1日、たいていの方は1食抜くだけで効果が出ます。