2019年1月17日10時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日16日(水)の米ドル/円は、一時109.20円付近まで上昇して2週間ぶりの高値を付けた。株高や米長期金利の上昇を受けて欧米市場でドル買い・円売りが強まった。109.00円台の抵抗を上抜けた事で20日移動平均線が通る109.40円付近まで目先の上値余地が広がったと考えられる。もっとも、米利上げ休止観測や米政府機関一部閉鎖の長期化などから持続的なドル買いは期待しにくい。109.50円の節目を超えて110円台を目指すためには、追加材料が必要であろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

一方、足元の株高基調が崩れれば、円売りも息切れする公算が大きく、米ドル/円は108円台半ばまで押し戻される可能性がある。引き続き株価動向がカギとなりそうだ。なお昨日16日(水)は、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなどの米大手金融機関の決算が好感されて米国株全体が押し上げられた。本日17日(木)は、モルガン・スタンレーの決算にも注目しておきたい。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。