2019年1月23日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日22日(火)の米国株は反落。要因は米中貿易交渉が長期化する懸念だ。米中貿易交渉の予備会合として今週米国を訪問するという中国の次官2人の申し出を米政府は拒否した、とのフィナンシャルタイムスの報道がきっかけだった。ただクドローNEC委員長は、この報道を否定。一方、米中古住宅販売件数は、昨年12月、約3年振りの低水準に減少。市場予想も下回り、株に対してはネガティブな数字となった。
現在の為替相場の戦略やスタンス
株の下落により、米ドル/円は上値の重い展開となっている。ただ年初3日のフラッシュ・クラッシュ以降、米ドル/円は方向感なく調整局面に入っているため、依然として109円台でのレンジ相場に終始している。ポンドは直近でポジティブニュースがあったわけではないが、合意なき離脱の懸念後退により反発。合意なき離脱のリスクが後退したことで、ポンドの買い戻しが進んでいるため、戦略としては、英ポンド/米ドル、ポンドクロスの押し目買いスタンスで臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。