「他者の目線」で多面的な読み方を
アウトプットする方法はなんでも構いません。人に話す、ブログに書評を掲載する、読書会を開くなど様々です。
いずれにせよ、「いかに面白く、わかりやすく相手に伝えるか」を意識して読むことが、本をより深く理解するためのポイントには変わりありません。
では、具体的にはどう伝えるべきか。
まずは、自分のアウトプットの読み手(または聞き手)が、どんな情報を求めているのかを、具体的にイメージする必要があります。自分だけが読む日記ではないからです。
読み手の立場を想像しながら、興味を惹く内容を考えることで、自分の視点だけではわからなかった気づきを得ることができます。他者の目線を意識する習慣は、自分を客観視し、ひいては多面的に物事を見る力を養うことにつながるのです。
余談ですが、こうした「他者意識」は仕事をするうえでも欠かせないスキルです。起業のアドバイスをするたびに、その大切さを痛感しています。想像以上に、お客さんの立場やニーズを想定していないビジネスパーソンが多いのです。
読書を通じて、ぜひ他者意識を養ってください。