2019年1月25日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
ロス米商務長官は、米中は貿易戦争の終結を強く願っているが、その結末は中国が経済改革を進化させ、市場を一段と開放するかどうかにかかっているとコメント。加えて、「米中は解決から何マイルも離れている」とした(CNBCの報道)。米国は巨額な対中赤字が縮小するまでは、攻撃の矛先をおさめるつもりはないのだろうが、米国株の動向をみながらこうした政治的な「押し引き」を繰り返すのではないかと考えている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円に代わり、今月主役に躍り出たポンド。ただ、英ポンド/円は今月3日の安値からすでに12円も急騰しているため、ここからは丁寧にディップ(沈み・下落)を待ちたいところ。加えて可能性は極めて低くなったとはいえ、合意なき離脱のリスクは10%程度は残っているため、ポンドの週超えのリスクをとる場合は慎重さが必要だ。米ドル/円は110.00円からの戻り売りスタンスで臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。