2019年1月30日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
ブレグジット関連を振り返ると、まず離脱延期を目指した修正案であるクーパー案は否決された。バックストップ条項を撤回し、代替措置を導入するブレイディ案が成立。メイ英首相にとっては久しぶりの勝利。しかし、離脱日まで8週間となる中で同首相には極めて厳しい交渉が待ち構えている状況だ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
マーケットの反応は、下院が離脱日延期を求める修正案を否決し、合意なき離脱の可能性が高まったことなどから、英ポンド/米ドルは1.30ドル台ミドルまで反落。ポンドはEU側の対応に留意。次の注目は明日31日(木)日本時間早朝のFOMC。米ドル/円の上値は110.00円レベルで輸出勢、オプション勢からのドル売り注文により限定的だろう。戦略としては米ドル/円の戻り売りで臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。