2019年2月6日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日5日(火)のNY市場では、米国株が続伸。牽引したのは、再びテクノロジー株だった。本日6日(水)は、トランプ米大統領による一般教書演説が予定されている。国境の壁の予算に関する非常事態宣言や米中首脳会談などに関してコメントをする可能性もあるため注目を集めている。個人的には一般教書演説が金融市場に大きな影響を及ぼすような内容が飛び出す可能性は低いと想定している(一般教書演説はある種政治ショーなので、視聴はするが)。
現在の為替相場の戦略やスタンス
為替市場で反落したのが、ポンドだ。メイ英首相は、EU離脱計画を修正した場合でもアイルランド国境のバックストップ条項を撤回する考えはないことを明確にした。ポンドは1.29ドルミドルまで反落。メイ英首相は明日7日(木)、EUのユンケル委員長との協議に臨む。1月の米ドル/円のフラッシュクラッシュ、そしてポンドの急騰を経て、現在、為替市場は次の材料待ちだ。戦略としては110円台での米ドル/円の戻り売りで臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。