2019年2月13日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日12日(火)に2.6%急騰した日経平均を受け、米国株が大幅に上昇。NYダウは1.5%、ナスダックも1.5%上昇。きっかけはトランプ米大統領だ。トランプ米大統領は米中通商協議が合意に近いなら、3月1日の関税引き上げの延期を否定しない考えを明らかにした模様。ただ習主席と来月会談する計画は今のところなし。ライトハイザーUSTR代表とムニューシン財務長官は14日(木)から、北京にて交渉開始。サウジアラビアが一段の減速方針を示したことから、NY原油先物は反発した。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日13日(水)の注目は日経平均だ。日経平均は現在2万1050円レベルと、久しぶりに2万1000円台を回復。また米ドル/円は続伸はしないものの、110円台をキープしている。個々のファンダメンタルズの変化はあるが、今現在は米国株、日本株の続伸というリスクオンの環境。米ドル/円は110円ちょうどにオプションがまとまっており、一時的なサポートとして機能しそうだ。本日13日(水)は日経平均が2万1000円を維持できるかどうか、つまりリスクオンが継続できるかどうかに注目したい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。