2019年2月20日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米トランプ政権は中国に対して、貿易交渉の一部として人民元相場の安定を維持するように求めていると関係者が語ったとの報道で、ドルが広範に下落。米国の狙いは、米国が課す関税の効力をなくそうと、中国が人民元を切り下げる手段を封じることにある模様。ブルームバーグによれば、両国は最終合意の枠組みに人民元安定の保証を組み入れていることで暫定合意しているとのこと。

現在の為替相場の戦略やスタンス

一方、本日20日(水)のメイ英首相とユンケル委員長との会談での期待感を背景に英ポンド/米ドルも再び1.30ドルミドルまで反発した。人民元相場への圧力は、米国からの米ドル/円へのプレッシャーでもあり、米ドル/円の上値は限定的なままだ。上海総合指数が底堅いこともあり、豪ドル/米ドルの押し目買いで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。