2019年2月26日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

現在、米ドル/円の動きとして21日移動平均線が110円台に乗せてきていることからも、下値の切り上げが感じられる。90日移動平均線と200日移動平均線が111.30~111.35円ゾーンに位置しており、上値は90日、200日移動平均線で止められそうだが、111.50円を超えてくるとストップでもう一段跳ねそうだ。ただそれでも112円には簡単に乗らないだろう。直近高値を考えると110円台後半から111円台でロングにはなりづらく、そのレベルではどうしてもショートに傾きやすい。その分下値が固くなって上値追いする可能性が高まるのではないか。

現在の為替相場の戦略やスタンス

昨日25日(月)のNY市場の高値が111.24円だが、これはちょうど200日や90日移動平均線を意識した動きだったのだろう。下値に関しては109円台後半から110円台前半が底堅く目先は110.50円も簡単には買えそうもない感じがしている。今週の米ドル/円の予想レンジは109.75~111.85円。チャートの流れからすると押し目買いで入って、111円台の跳ねたところで利食うような買い回転で臨みたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。