2019年2月28日10時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日27日(水)の米ドル/円は一時111円台を回復。月末資金フローなどの影響もあって、NY市場に入るとドルが自律的に反発した。ただ、今週25日(月)に付けた年初来高値の111.24円付近や200日移動平均線の位置する111.31円付近などのレジスタンス突破を試すには至らず、111.00円付近でやや伸び悩んでいるようにも見える。ここから先は、追加的な買い材料がなければレジスタンスの突破は難しいのかもしれない。もっとも、米朝および米中関係や英国のEU離脱=ブレグジットに絡む突発的なネガティブニュースが出る事も考えにくく、20日移動平均線(110.43円付近)のサポートも堅そうだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
もみ合い継続がメインシナリオだが、仮にレジスタンスとサポートのどちらかを突破すれば、抜けた方向にトレンドが出やすいと考えられる。なお、本日28日(木)は米10~12月期国内総生産(GDP)・速報値に市場の注目が集まっている。また、月末最終日のロンドンフィキシング(日本時間25時)前後の資金フローにも注目だ。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)
(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバ
ンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月
(株)外為どっとコム総合研究所入社。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆
配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。