2019年から2023年にかけ、CAGR(年平均成長率)約18%という速度で拡大し、1645億3000ドル規模に達すると予想されているモバイルアプリ市場(国際市場調査企業TechNavioデータ)。

「キラーアプリ」と呼ばれる人気アプリは、こうした急成長の起爆剤として欠かせない存在であり、投資の世界でも本格的なものから貯蓄、学習、ゲーム、SNSなどの要素を取り入れたものまで、様々なアプリが生まれている。

キラーアプリとは?

(画像=Blan-k/shutterstock.com,ZUU online)
(画像=Blan-k/shutterstock.com,ZUU online)

元々、キラーアプリとは、元々モバイルに限らず、市場のトレンドや売上に影響を与える、革新的なソフトウェアプログラムを指す。 代表的な例として、Appleを「ニッチなコンピューターメーカー」から、「クールでトレンディーなITリーダー」に転身させたiTunes、「オフィスに欠かせないツール」となったMicrosoft Officeなどがあげられる。

近年は、キラーアプリがどこからでも好きな時にアクセスできるモバイルと融合し、ゲームやエンターテインメント、ビジネス、金融、教育など、広範囲にわたる産業の活性化に貢献しており、投資分野でも存在感を強めている。そこで今回は海外で話題を集めている投資アプリを紹介する。

海外の投資アプリ7選

海外の投資アプリは、より幅広い層にアピールするために、口座開設費・維持費が無料で、5ドルほどの少額から投資可能なものが多い。ここでは、主に米国で人気の高いアプリをご紹介しよう。

1 投資アプリの王道-Robin Hood

2013年にスタートした、投資アプリのユニコーン。仲介取引に煩わされることなく、株、ETF(上場投資信託)、オプション、為替、仮想通貨など、幅広い投資を楽しみたい投資家向け。

口座の開設から維持、取引まで全て無料である上、口座開設ギフトとして2.50ドルから200ドル相当の株(どの会社の株かはランダムで決まる)を受けとれるという、嬉しいサプライズ付きだ。アプリのダウンロード後、銀行に接続して口座に投資資金を入金するだけで、即座に取引を開始できる。