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広告費をかけずに売り上げを伸ばすことはできない?
目指すは広告費ゼロ円で売り上げを今の10倍に増やすこと
売り上げを伸ばすためには、商品を世間に認知させることは必要不可欠です。
とはいえ、「大企業じゃあるまいし、広告費に何百万円も出せないんだけど……」という方がほとんどだと思います。確かに大企業とは違って中小企業や個人事業主であれば、多額の広告費をかけることは難しいですよね。そんなに広告費にお金をかけていたら、採算が合わなくなってしまいます。「広告費をかけるなんて、そんな贅沢はできない。広告を出す以外に、もっといい方法はないのか?」と考える人が多いはずです。
いえいえ、ちょっと待ってください。
「なるべく広告費をかけずに、それでも大きな売り上げを出したい」と考えることは、贅沢なことなのでしょうか?
結論から言うと、これはまったく贅沢なことではありません。
実際に広告費をかけずに売り上げを伸ばしたという方もたくさんいらっしゃいますし、先ほどもお話したように、正しいマーケティングを用いて戦略を立てれば、少ない費用で大きな効果を生み出すことは十分できます。
答えは「出版マーケティング」だ
では、その「広告費ゼロ円で、売り上げを今よりも10倍増やすマーケティング」とはいったい何なのかと言うと、冒頭でもお話をした「出版マーケティング」です。
出版マーケティングと言うと難しく聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。要するに、その言葉通り「本を出版することで認知させ、売り上げを伸ばす」というマーケティング手法です。
「でも、本を出版するにもお金がかかるのでは?」と思う人も多いと思います。確かに、出版にはお金がかかりますが、出版する本のページ数や造本の状態、出版部数によっても変わります。そう考えると「広告費ゼロは難しいのでは?」と考えるかもしれませんが、そのようなことはありません。実質、本の製作費はかかりますが、出版した後は売り上げが倍増します。本の製作費の元が取れるほどの売り上げを確保することができるのです。
そのためには自分の看板となるような、専門性のある本を出版することが大切です。
「本を出版すること」がマーケティングの一種になるなんて、なんだか意外に思うかもしれませんね。書店で売られている書籍でよく売れているものは、大企業の経営者や有名な作家の方が多いこともあり、「無名の自分が、本なんて作って売れるの?」と心配する人も多いでしょう。実際にはたとえ著名人でなくても、本を出版して売り上げをアップさせることは可能なのです。
なぜ出版マーケティングが優れている?
紙の本が売れない時代ですが……
先ほどもお話したように、今の時代、ウェブサイトや動画など、多種多様なメディアであふれています。最近はiPhone やiPad、PCなどで手軽に本を読める時代になってきました。
そういったこともあり、今は紙の書籍や雑誌の売れ行きが悪くなっていると言われていますね。最近では休刊に追い込まれる雑誌も少なくありません。
しかし、そんな中でも、紙の書籍を使った出版マーケティングというのは、ウェブサイトや動画よりも実は優れた点が多くあります。「紙の本が売れなくなってきているのに、本で自分の商品を認知させることなんてできるの?」と思うかもしれませんが、実は出版マーケティングは、皆さんが思った以上に優れた性質を持っています。
出版マーケティングが優れている3つの理由
ここで、出版マーケティングが優れている理由を3つ、お話していきたいと思います。
①信用度が高い
②有名になり、講演会や取材のオファーがある
③バックエンド商品が売れる
①信用度が高い
これまでに、ビジネス書や自己啓発本など、教材となるような本を購入したことのある方は多いと思います。本を購入した際、「この人からもっと学んでみたい」と思った経験はありませんでしたか?
基本的に本を購入した読者からは、著者は「先生」と見られます。日本では戦後か らそのような傾向があり、読者にとって、本を出版した人に対する信頼は厚いです。
今の時代、文章なんてウェブサイトでもたくさん見かけますし、学べる内容も多い です。しかし、不思議なもので、紙の本というのは「もの」ということもあり、イン ターネット上に比べると著者に対する信頼度が高くなります。
特にそれは地方に住んでいる読者に顕著に表れますね。都内であれば本を出してい る方に会える可能性は高いですが(出版記念イベントなどへ足を運びやすいため)、 地方に行くと「この人はすごい」と思ってくれるケースがほとんどです。
つまりウェブサイトでは得られない「信頼」を、紙の本では獲得できるのです。
②有名になり、講演会や取材のオファーがある
本を出版することで、自分の名前が世間に広まり、講演会やセミナーの講師、取材のオファーがくることもあります。
例えば、あなたが飲食業界に関連する本を出版し、世間に名が知れ渡るほど有名になったとしましょう。この場合、飲食業界に関連したテレビ番組の企画があった際、専門知識のあるコメンテーターとして呼ばれることもあります。
実際に、私の知人で物流に関する本を出版された方がいます。物流業界と言えばニッチなジャンルではありますが、その方は物流業界で働いていた経験があり、その上、文章を書くことが好きということで、出版をすることにしたそうです。
その知人は、出版がきっかけで地方のキー局の番組にコメンテーターとして出演したり、同じ物流業界の企業(他社)の部長さんから講演会の講師のオファー(なんと講演の報酬額が100万円)があったりしたと言います。
ここで、「物流の本なんて売れるの?」と疑問に思っている人も多いですよね。正直なところ、その物流の本はそこまで売れませんでした。本の値段自体は1500円くらいで、印税も10%ほどですので、本のセールスで儲かっているわけではありません。
しかし、その方は本の出版がきっかけで、仕事のオファーがあり、総額で4000万円もの儲けがあったそうです。本の出版と言えば印税で稼ぐイメージがあるかもしれませんが、たとえ本があまり売れていなかったとしても、著者自身は儲けていることが多いのです。これってすごいことだと思いませんか?
ちなみに私の著書で『「ビジネス書」のトリセツ』(徳間書店)という本がありますが、こちらも、セールス自体は約3万部だったものの、本の売り上げ以外で収益を得ることができました。本を出版してから毎月出版記念セミナーを行い、一人1万円のセミナーだったのですが、毎回30人もの方が出席してくださったのです。つまり、このセミナーでの売り上げだけで、月に30万円(1万円/人×30人)。1日セミナーをやるだけで、会社員の月給くらいの金額を稼げたことになります。
その後もセミナーは大変好評を頂き、出版塾や出版コンサルを始めるなど、売り上げは順調に伸びまして、今では出版社を立ち上げています。
このように、紙の本を出版すると、たとえ印税は少なくとも、それを起点に自身の売り上げが飛躍的にアップすることもあるのです(ただし、どのジャンルの本でもセミナーに繋がるとも限りませんから、セミナーに繋がる本を作ることが大切です)。
③バックエンド商品が売れる
すでに企業や個人事業主の方で、自分の商品を持っている方であれば、本を出版した後にバックエンド商品で売り上げを作れる可能性も十分あります。
ただし、その場合は本のターゲットを絞る必要があります。例えば個人ではなく企業をターゲットにした「法人営業の教科書」などです。こういった内容の本は、一般受けはしませんが、企業をターゲットにすることで企業研修などのバックエンド商品が売れることもあります。
もちろん、自分の本を出版したからといって、すぐに何十万人、何百人に届くわけではありません。ウェブサイトであれば、ある記事が一気に全国に拡散された……なんて話もあるので、ウェブサイトに比べれば拡散力はないとも言えるでしょう。
とはいえ、基本的に自分が出版した本は全国で販売されます。中には自分の本を置いていない書店もあるでしょうから、決して効率が良いとは言えませんが、その本をターゲットとなる読者が購入してくれれば、出版した価値は十分あります。
例えば、あなたが出版をしたとして、あなたの本を読んでくれた読者Aさん、本を読んでいないBさんでは、初対面の反応がまったく異なると思います。