秋冬は空気が乾燥するシーズン。気温の低下とともに、肌の乾燥も気になってきます。女性の場合、個人差はあるものの、なにかしら肌の手入れを行っているものですが、男性の中には、ケアが不十分と感じている人も多いのではないでしょうか。男性の肌の水分量は女性より少ないのですが、肌がベタベタするなど感じる人が多いのは、肌の水分量が少ないために、皮脂を出すことでバリアを張ろうとするためだと言われています。

さらに、男性は毎日ヒゲを剃ります。これも乾燥肌となる原因の1つです。ヒゲ剃りは、同時に角質も落としてしまうので、ケアしないまま放置すれば、ヒリヒリしたり、かゆくなったりしてしまうことも。また、男性は女性と違い、メイクアップをしない分、肌ツヤを見られていることが多く見受けられるようです。男女関わらず、肌は第一印象に与える影響に関連があると言われています。つまり、男性の肌も女性と同様、お手入れが必要なのです。

スリーステップで肌を守る

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(画像=July Prokopiv/Shutterstock.com)

では、実際にどんなお手入れをすればよいのでしょうか。スキンケアの基本は、「洗顔」で汚れを落とす、「化粧水」で保湿する、「乳液、美容液、クリーム」で美容成分を肌に届け、保湿をキープする、のスリーステップです。肌はホコリや排気ガスなどに1日中さらされており、汗や皮脂も溜まっていきます。さらに、寝ている間にも汗と皮脂は分泌されるので、洗顔は朝晩の2回しましょう。逆に洗い過ぎもNG。洗顔は汚れを落とすと同時に潤いも奪うため、カサつきを招きます。

次に化粧水です。よく女性が顔を叩くように化粧水を勢いよくつけている光景を見ますが、化粧水が肌に入るかどうかは、ほとんどが成分で決まります。叩いたところで、入るものは入り、入らないものは入りません。むしろ過度に刺激を与えると、赤ら顔やシミの原因になってしまう場合もあります。顔を手で包むこむイメージで、やさしくつけましょう。

最後に乳液。男性がスキンケアを行う場合、ベタつきを嫌うためか、洗顔と化粧水で終わらせてしまう人も多いようです。しかし、乳液やクリームには、化粧水で補給した水分を逃がさないように、ふたをする効果があります。肌質にもよりますが、美容液や、乳液等を用いて水分の蒸発を防ぎましょう。

やってみれば、ものの数分で完了しますが、習慣にならないうちは面倒に感じるかもしれません。そんな人にはオールインワンのスキンケアコスメがおすすめ。オールインワンとは、化粧水、美容液、乳液、クリームのすべてを兼ね備えた保湿剤です。これなら洗顔後に塗るだけ。1本でお手入れが完了します。

男性向けのスキンケア用品の種類も増えてきたため、どれを選んだらよいのかわからないという人もいることでしょう。最近では、シャネル、アルマーニ、クラランス、クリニークといった、外資系の高級コスメブランドでもメンズラインを展開しており、ますますラインナップが充実してきました。しかし、肌質は千差万別。高いものだからといって自分に合うとは限りませんし、こればかりは色々試してみるしかありません。店頭で、サンプルの用意がある場合は、自分の肌に合うかどうか試して購入するのが良いでしょう。

男性用のスキンケア用品はさっぱりした質感のものが多い傾向にあり、女性用のほうが比較的しっかりと保湿できます。特に乾燥に悩んでいる人は、女性用を試してみてもよいでしょう。

体の内側からもケア

乾燥を防ぎ、美肌を手に入れるためには、内側からのケアも欠かせません。糖質を控え、肌の材料となるたんぱく質を摂り、肌の状態を整えるビタミンA(ほうれんそう、にんじん、かぼちゃ、しそ、レバー、うなぎ、乳製品など)、ビタミンC(パプリカ、ブロッコリー、カリフラワー、柑橘類、キウイフルーツなど)、ビタミンE(うなぎ、アーモンド、植物油など)を積極的に食べましょう。まだ、便秘は肌荒れのもと。野菜のほか、きのこ、海藻なども意識して摂りたいものです。

肌の乾燥を放置すれば、いずれはシワの原因や肌の老化にもつながると言われています。肌のつやが悪ければ実年齢より老けて見えるのは、男性も女性も同じ。毎日の積み重ねは、必ず10年後、20年後に大きな差となって現れます。今すぐ肌のお手入れを始めましょう。(提供:JPRIME


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