シンカー:金融緩和で信用サイクルは強く、失業率は大きく低下してきた。
企業が資金調達を容易にできることが、内需拡大による景気拡大の基礎である。
大規模な金融緩和などにより、バブル崩壊後で、信用拡大の力(信用サイクル)は最強である。
企業がビジネスを拡大できることで、雇用が増加し、失業率は大幅に低下してきた。
企業が不安を抱かないように、金融機関と金融システムを健全に保つことが重要である。
金融機関の経営基盤を弱体化させるマイナス金利政策の継続により、金利引き下げが単純に信用サイクルを押し上げることにはならなくなり、財政政策の助力が必要になっている。
ソシエテ・ジェネラル証券株式会社 調査部
チーフエコノミスト
会田卓司