2020年2月18日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日17日(月)に発表された2019年10月~12月期の日本のGDPが、非常に悪い結果だった。新型コロナウイルスの経済に及ぼす影響は、これから先、徐々にはっきりするだろう。ただし、金融市場は軽く見ている傾向で、やはり観光業やサプライチェーンなどの混乱が大きそうだ。また国として影響が大きいのは、ドイツと日本。そして、マーケットに対する影響としては、GPIFのポートフォリオ変更があるかどうかわからないが、先月、今月と大きめの買いが出ている。そんな中、動かない状況ではあるが、ここから3月に向けてもう少し円高方向に行くと考えている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円での円高は大したことはなさそうだが、ユーロ/円や豪ドル/円でのもう一段の円高を想定している。具体的には、米ドル/円は109円台前半、もしくは108円台に突っ込んでくれたらいいが、というところ。なお、ユーロ/円は欲をいえば115円方向、豪ドル/円は72円方向へ。加えて、日経平均も少し落ちるだろう。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。