BMWが新型ミドルサイズクーペの「4シリーズ」クーペの開発テストが最終フェーズに入ったと発表。合わせてカモフラージュしたプロトタイプの画像を公開

 独BMWは4月29日(現地時間)、新型「4シリーズ」クーペの開発テストが最終段階に入ったと発表。合わせて、カモフラージュしたプロトタイプの画像とその走行シーンを公開した。

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▲BMWは新型ミドルサイズクーペの「4シリーズ」クーペ(モデルコードG22)の開発テストが最終フェーズに入ったとアナウンス。従来型以上に斬新な車両コンセプトで仕立てたという

 新型ミドルサイズ2ドアクーペの「4シリーズ」クーペは、従来型以上に斬新な車両コンセプト、具体的には新しいアプローチの車両デザインおよびエアロダイナミクスやシャシーなどで仕立てたことが特徴だ。

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▲一部コンポーネントを共用する3シリーズのセダンに対して重心高を21mm、全高を57mm低く設定し、合わせてリアトレッドを23mm拡大。空力性能も高め、Cd値はセダン比で0.015ほど低減した

 エクステリアに関しては、一部コンポーネントを共用する3シリーズのセダンに対して重心高を21mm、全高を57mm低く設定し、合わせてリアトレッドを23mm拡大。空力性能も高め、Cd値(空気抵抗係数)はセダン比で0.015ほど低減する。また、専用セッティングの無段階可変式ショックアブソーバーを組み込んだ前ダブルジョイントストラット/後5リンクのサスペンションの取付部には、強化パーツを鋭意採用した。

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▲前ダブルジョイントストラット/後5リンクのサスペンションの取付部には強化パーツを採用。前サスのネガティブキャンバーの増加や専用セッティングの無段階可変式ショックアブソーバーの装着なども実施する

 車種展開としては、トップグレードとして「M440i xDrive」の設定を予告する。パワーユニットには3リットル直列6気筒DOHCツインパワーターボガソリンエンジン(374hp)+電子制御式8速ATを搭載。また、48Vのマイルドハイブリッドシステムも組み込み、加速時などでは最高出力8kWを発生するモーターが効果的にアシストして燃料消費の抑制を図る。さらに、低負荷時にコーストモードでエンジンを完全に停止して惰性走行する機能も設定した。一方、駆動機構にはインテリジェント4輪駆動システムのxドライブやMスポーツ・ディファレンシャルを採用。足もとには、前後異径サイズのタイヤをセットした18インチMライトアロイホイールや強化タイプのMスポーツブレーキを装備している。

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▲トップグレードとして「M440i xDrive」を設定する予定。パワーユニットには3リットル直列6気筒DOHCツインパワーターボガソリンエンジン(374hp)+電子制御式8速ATを搭載。48Vのマイルドハイブリッドシステムも組み込む
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▲上質かつスポーティなコクピット。最新のコントロールディスプレイやメーターパネルなども採用される予定

 なお、市販モデルの「4シリーズ」クーペの正式発表は本年6月を予定。日本市場では本年末あたりのデビューとなる見込みだ。

Writer:大貫直次郎

(提供:CAR and DRIVER