損失を確定させる決済取引を行なうこと。FXは元本保証の商品ではないため、相場が予想とは反対に変動した時に大きな損失を被る可能性があるが、そうした時にそれ以上損益が大きくなる前に売り注文を出してしまう(損切り注文する)事を「ロスカット」と言う。ロスカットは自発的に行うことも出来るが、あらかじめ保険として「ロスカットレベル」を設定しておく事も可能である。ロスカットレベルとは、証拠金以上の損失が出ないようにするための安全装置のようなもので、証拠金がどのくらいまで減ったらロスカットするかの水準を事前に設定しておき、その水準まで損益が膨らんだ時に自動的にロスカットを行う。(事前に警告の連絡を行うFX会社もあります)。これは「自動ロスカット(強制ロスカット)」と呼ばれる。
例えば証拠金10万円で1ドル100円の時に1万ドルのポジションを保有しており、ロスカットレベルを30%に設定していたと仮定する。
このとき、1ドルが93円まで下がると、(100円×1万)-(93円×1万)=7万円の損失になり、証拠金が30%にまで減ることになるので自動ロスカットが行われる。