※本連載は日本でまだ翻訳されていない海外のビジネス書を紹介しています、書籍タイトルは著者による翻訳です
想像力の限りを尽くした、驚くべき未来を描き出すものといえば、これまではSF作品のことだった。しかし、これからは違う。これまでに描かれることのなかった驚くべき未来を描いた作品、『未来は思っているよりも速い』
ビジネス書でありながら、これまでに描かれたどんなSFよりも目新しく革新的な未来を描き出す、驚くべき一冊である。
スティーブン・コトラー著
発売日：2020年1月28日
ジャンル：ビジネス書
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書籍概要
二人のベストセラー作家が手を組んで生み出した最新作がこの作品、『未来は思っているより速い』である。 知っての通り、現代社会はこの20年間で様々な技術を生み出してきた。これは、それまでの世界においては想像もされなかったような革新的な技術やサービスを含んでいる。 そして、今後10年間で起こる変化は、これまでの100年間の経験よりもずっと大きな混乱をもたらすと著者たちは考えている。
AI、ロボット工学、VR、ブロックチェーン…これまでに登場し、我々の生活を大きく変えた技術は、枚挙にいとまがない。 これからの社会においては、これらの技術革新がさらに進み、生活に根付いた形でさらなる変化を遂げていくことになる。
技術の革新はソフト面に止まらない。新たな技術が生まれれば、それを活かすハードが生み出され、また新たなソフトの開発が可能となる。 交通、小売、広告、教育、健康、エンターテイメント、食事、経済など、技術革新の波がやってくる領域は多岐に渡る。 このような社会においては、子育てや生活、政治や人の人生など、すべての様相が変わっていく。
驚くべき先見の明を持った二人が、卓越した表現力と魅力的な語り口によって、衝撃的な未来を生き生きと描き出す。 「指数技術シリーズ」の一作である本作。これからの革新に取り遅れることなく生き抜く読者にとっては、必携の一冊といえる。
この本をおすすめする読者層
技術の革新は進んでいく。未来はもう始まっているし、思っている以上の速度で向かってきている。 この時代を生き抜く人間として、この技術革新とそれに伴う変化の波を避けて生きていくことはほぼ不可能といえよう。 波に呑まれるのか、はたまた大波の先端に乗ってその向こう側の景色を見るのか。それは、一人一人の暮らし方や技術との付き合い方、心持ちにかかっているといえよう。
これからやってくる10年間を、傍観者としてただ流されていくのではなく、当事者としてうまく波に乗っていきたいと考えるのであれば、この書籍は読んでおいた方が良い。 様々な人物がこれから始まる未来について述べているが、これほどまでに正確で、現実的な記述は他に類を見ない。
これからの時代を切り開いて先駆けていきたい人材は、まずこの書籍から始めるべきである。
著者について
ピーター・H・ディアマンディス氏は驚くべきビジネスパーソンであり、20を超える企業を設立している。多分野で精力的に活動しており、2014年にはフォーチューン誌の選ぶ「世界で50の最も偉大な指導者」に選出された。
スティーヴン・コトラー氏は受賞歴もある実力派のジャーナリストであり、作家でもある。彼の著作は40以上の言語に翻訳され、世界中で読まれている。
