昨日の日経平均は0.4%プラスであった一方、中国のCSI00は1.40%プラスで8日連騰でした。 月間ではすでに20%近く上昇しているので、そろそろ危険領域かもしれません。
昨日のヨーロッパの株価市場は概ねマイナスでしたが、ドイツDAXはほぼ変わらず。 英国FTSEはEUと英国の3日間に及ぶBrexit後の交渉で成果なく1.7%と比較的大きな下げ となりました。フランスも1.2%下げて終わっています。
米国時間はダウが-1.4%であった一方、ナスダックは絶好調で+0.5%、史上最高値を更新 し続けています。
それを受けて日経先物は22,260円まで夜半売り込まれていましたが、今日の日経平均は、 小幅上昇してスタート後反落気味です。中国株が9日ぶりに反落しています。
昨日の世界の1日のコロナ感染者数は213,681人、米国はこれまで最大の61,848人となり ました。 VIX指数(恐怖指数)は29.3と高いまま、米国債権買われ10年債利回りは5月以来の安値 (0.622%)となっています。金は一昨日の高値1,830ドルから反落、原油は3%ダウンして 引けています。
ドルインデックスは6/12以来の安値まで下がったもののその後急激に戻しています。本日 もそれをフォローして上昇しています。ドルの動きに従いドルストは反落、オセアニア通貨 も反落していますが、ドル円はコロナ感染拡大に伴いロックダウン再開との懸念や、 本日のアジア株の反落を受けて107円を切っています。
ドルインデックスがさらに上がれば、ドルストの下げが加速するでしょう。コロナ感染が これ以上増えなければ、ドルインデックスの上昇とともにドル円も反騰してくるかもしれ ません。(提供:Investing.comより)
著者:杉田 勝