「少しだけお金を借りたい」というときに便利なのが少額融資を受けられるアプリです。手続きがスマホで完結しますし、融資の実行も早い傾向があります。

本記事では8つのおすすめの少額融資アプリを紹介します。各アプリの金利や利用上限などの特徴をまとめていますので、少額融資を受ける方法を探している方は必見です。

少額融資が受けられるアプリ8選

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(画像=PIXTA)

少額融資が受けられるアプリには、手続きがスマホで完結する手軽さと、融資までの対応がスピーディという特徴があります。

病気や交通事故など、不測の事態で「急にお金が必要になった」という状況はありえます。もちろん自己資金で対応するのがベターでしょう。しかし生活防衛のため、選択肢の1つとして持っておくとよいかもしれません。

少額融資が受けられるおすすめのアプリを8つ紹介します。

金融機関名 フリーローン金利 フリーローン利用上限
SMBCモビット 3.0~18.0% 800万円
プロミス 4.5~17.8% 500万円
アイフル 3.0~18.0% 800万円
ジャパンネット銀行 1.59~18.0% 1,000万円
楽天銀行 1.9~14.5% 800万円
LINE Pocket Money
(ライン ポケットマネー)
3.0~18.0% 300万円
J.Score
(ジェイスコア)
0.8~15.0% 1,000万円
CREZIT
(クレジット)
0~15.0% 50万円
(現在は10万円まで、
金利0%の「ベーシックプラン」
のみ提供)
※2020年9月2日時点

上記の金利と利用条件は、借り入れ目的に制限がない「フリーローン」の場合です。金融機関によっては借り入れ目的を制限した「目的ローン」を用意していることがあります。こちらは、金利等の条件が違いますので注意しましょう。

SMBCモビット 返済でTポイントが貯まる

金融機関 アプリ表示名 金利 利用上限
SMBCモビット SMBCモビット 3.0~18.0% 800万円
スマホから新規申込みOK。モビットカード不要で
セブン銀行ATMから24時間現金キャッシング可能。
返済でTポイントが貯まるサービスも。

大手消費者金融カードローン「SMBCモビット」のアプリです。申込みや借り入れまでアプリで完結できます。

借り入れ方法は現金キャッシングのほか、銀行口座へ直接振り込まれる振込キャッシングにも対応しています。

プロミス アイコンに「プロミス」表示がないのでばれにくい

金融機関 アプリ表示名 金利 利用上限
プロミス PAL 4.5~17.8% 500万円
スマホから新規申込みOK。現金キャッシングはセブン銀行ATM、
ローソンATMからカードレスでOK。
アプリ限定クーポン「アプリdeクーポン!」も。

プロミスもスマホでローン申込みが完結するアプリを提供しています。借り入れは現金キャッシング以外に、振り込みキャッシングやプリペイドチャージを利用できます。

プロミスのアプリにはおもしろい工夫があり、アプリアイコンに「プロミス」と書かれていません。アプリ名も「PAL」と表示されるのみで、プロミスを利用していることが他人にばれにくい工夫がなされています。

アイフル シンプル設計で利用状況がひと目でわかる

金融機関 アプリ表示名 金利 利用上限
アイフル AIアプリ 3.0~18.0% 800万円
スマホから新規申込みOK。総額の申込みもアプリ経由で可能。
現金キャッシングはセブン銀行ATMから。

アイフルのアプリも、アイコンに「アイフル」と書かれておらず、小さく「ai」と書かれています。アプリの表記は「AIアプリ」で、こちらもアイフル利用者とわかりにくいよう配慮されています。

ジャパンネット銀行 銀行系カードローンもアプリで申込みOK

金融機関 アプリ表示名 金利 利用上限
ジャパンネット銀行 ジャパンネット銀行 1.59~18.0% 1,000万円
スマホから新規申込みOK。借り入れは振込キャッシングのみで、
現金キャッシングは別途カードが必要(セブン銀行ATMで借り入れ)。

ジャパンネット銀行のカードローン「ネットキャッシング(振込キャッシング)」が利用できるアプリです。利用にはジャパンネット銀行の普通預金口座が必要ですが、アプリを通じて申込みから借り入れまで手軽に利用できます。

楽天銀行 預金口座がなくても利用できる

金融機関 アプリ表示名 金利 利用上限
楽天銀行 楽天銀行 1.9~14.5% 800万円
スマホから新規申込みOK(楽天銀行口座は不要)。
振込キャッシングは専用ページ「メンバーズデスク」から。
現金キャッシングは全国10万台の提携ATMで可能。

楽天銀行カードローンは楽天銀行アプリから新規申込みができます。口座がなくても申込みができるのは嬉しいポイントですね。

LINE Pocket Money いつものラインでかんたん申込み

金融機関 アプリ表示名 金利 利用上限
LINE Credit LINE 3.0~18.0% 300万円
いつものLINEから申込みOK。借り入れは「LINE Pay 残高」にチャージ。
契約完了で50%オフクーポンがもらえるキャンペーンも(2020年9月14日まで)。

メッセージアプリ「LINE」が提供する少額融資のサービス。いつものラインアプリから気軽に申し込みでき、「LINE Pay 残高」へチャージされる仕組みです。別途LINE Payの「銀行振込サービス」を利用すれば、銀行口座へ振り込むこともできますよ。

J.Score AIスコアに応じて条件が変わる新しい融資

金融機関 アプリ表示名 金利 利用上限
J.Score ジェイスコア 0.8~15.0% 1,000万円
スマホから新規申込みOK。質問に答え、AIがスコアを判定。
600点以上で借り入れが可能(最大1,000点)。
振込キャッシングに対応しています。

J.Scoreは、AIとビックデータを利用して個人の信用情報(AIスコア)を診断し、スコアにもとづいて融資が受けられるサービスです。

AIスコアは年収情報などで判断されますが、さまざまな情報を入力し続けることでも上昇してきます。

CREZIT 金利0%で少額融資が利用できる

金融機関 アプリの名前 金利 利用上限
Crezit なし
(スマホ版ページはあり)
0~15.0% 50万円
スマホ、少額融資に特化した新しいサービス。振込キャッシングに対応。
現時点では金利0%、利用限度10万円までの「ベーシックプラン」に限定(2020年9月2日時点)。

CREZITは2019年3月に創業したスタートアップ「Crezit株式会社」が提供する少額融資サービスです。最低金利が0%で、金利負担なしに借入を行うことができます。

2020年9月2日現在においてはベーシックプランのみの提供となっており、またアクセスが集中しているため、新規申込みは停止中のようです。サービスが再開されれば利用してみたいですね。

【番外編】CASH(キャッシュ) 現金をすぐに受け取れる買い取りアプリ

少額融資のサービスではありませんが、買い取りアプリ「CASH」もおすすめです。不用な物を買い取ってくれるサービスですが、他の買い取りサービスよりも早くお金を受け取れます。

CASHでは買い取って欲しい物の画像をアップロードし査定してもらいます。査定で金額が付くとすぐにお金が受け取れ、買い取り品は2週間以内に送ればよいという仕組みになっています。

「すぐにお金が欲しい!」という方は、CASHの利用も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

アプリで少額融資を受けるメリット

少額融資のメリットは大きく3つあります。

借りすぎを防げる

大きな金額を借りない分、返済しやすい金額にとどめておくことができます。「ついつい借りすぎてしまう」という経験がある方は少額融資を検討してみるとよいかもしれません。

審査に通りやすい

一般に、借入額が大きくなるほど審査が厳しくなります。申込み金額を少額にとどめておけば、審査に通りやすくなるでしょう。

返済実績(クレジットヒストリー)を積みやすい

融資の審査の際、金融機関は過去の返済実績をチェックしています。返済実績とは「ちゃんと返済してきた実績」のことで、返済しやすい少額融資は実績を残しやすいメリットがあります。

将来の重要な融資のため、少額融資で返済実績を積んでおくのもよいでしょう。

少額融資のデメリットは?

金利が高い傾向

借り入れ金利は、借り入れが大きくなるほど低くなる傾向にあります。逆に、借入額が少額だと金利は高くなってしまう傾向にあります。

必要額に届かない可能性

借入額が少額なので、必要な金額を借りられない可能性もあります。借りすぎはもちろん防ぎたいですが、普段から返済実績を積んでおき、借入限度額を引き上げておくのも手かもしれませんね。

アプリの少額融資も審査が必要

アプリを通じた少額融資でも審査がなされます。どのような審査がなされるのでしょうか。

基本的な融資の審査

融資の審査では「ちゃんと返済してくれるか」がチェックされます。収入面や他社の借り入れ状況などから返済能力があるかを判断するため、融資の申し込みで年収などの情報を確認されます。

また、金融機関は信用情報機関に問い合わせ、過去に返済の遅延や自己破産などの金融事故を起こしていないかもチェックします。

新しい融資ではスコアを利用した審査も

新しい少額融資サービスでは、AIやビックデータを利用したスコアから融資の判断を行うこともあります。

少額融資でも絶対に審査に通るわけではない

いずれの融資でも、具体的にどんな審査がなされているかは公開されていません。少額融資は審査に通りやすい傾向があるとはいえ、絶対に審査に通るわけではない点に注意しましょう。

スピーディ&気軽に利用できる少額融資アプリ

さまざまな少額融資アプリがあり、その特徴は多種多様です。アプリですべて完結するものもありますし、お得なキャンペーンを行うものもあります。

借りすぎには注意したいですが、少額融資なら返済実績を積む目的にも使いやすいですし、上手に活用したいですね。メリット、デメリットに注意し、使い勝手のよい少額融資アプリを選びましょう。

文・若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。

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