コアCPI(Consumer price index Core)とは、消費者物価指数(Consumer price index)から価格変動の激しいエネルギー価格や食品価格を取り除いたもの。コアインフレ(Core Inflation)や基調インフレ(Underlying inflation)と呼ばれることもある。CPIコアは消費段階での物価上昇圧力(インフレ圧力)を測る尺度として知られている。大半の中央銀行は自らの責務として物価の安定を目標に掲げており、本指標が政策決定において重要な判断材料となることが多い。なお、米国では90年代までCPIコアが物価上昇圧力を測る尺度として最重要視されきたが、最近ではCPIコアよりもPCEコアデフレータ(Personal Comsunption Expendeture Core Deflator)が物価上昇圧力を測る尺度として注目されている。
FRB関係者が適正と考える水準は、一般に1.5~2.0%といわれている。日本では生鮮食品のみを除くが、米国のように食料品とエネルギー品目などを除く国もある。