FXスマホアプリは、取引時間の限られる会社員などの兼業トレーダーにとって、FX口座選びの重要なポイントになる。FX会社が提供しているスマホアプリの画面デザインや使い勝手などにはそれぞれ特徴があるため、比較しながら自分にピッタリのスマホアプリを探したい。

1,FXでスマホを使ってトレードする3つのメリット

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(画像=Prostock-studio/stock.adobe.com)

使い慣れたスマートフォン(以下、スマホ)を使ってFXのトレードをすると、「とくかく手軽で便利」と、誰もが感じるはずだ。FXでスマホアプリを使ってトレードすると、具体的にどのようなメリットがあるのだろうか。主なメリットを3つ選んで紹介しよう。

メリット1,場所や時間を選ばずトレードできる

スマホアプリを使えば、PCがなくてもトレードできるので時間や場所の制約が少なくなる。日中自宅以外で働く人でも、通勤時間や隙間時間を使ってトレードすることも可能だ。

最近のスマホアプリは、情報収集やトレードに不便がないほど、機能性や使い勝手が向上しているものも多い。その上、即時入金機能や出金機能も搭載されているので、PC用取引ツールの代替として利用しても、支障はほぼない。

PCと複数台のモニターの前に座ってトレードしなくても、誰でも気軽に、場所や時間に縛られずにFX取引ができるようになっているのだ。

メリット2,スピード重視のトレードができる

FX各社のスマホアプリに共通するコンセプトは、「スピーディーで直感的な操作性」である。より素早く注文できるように、発注画面への遷移を簡単にして、発注までのタップの回数も極力減らすように工夫が凝らされている。

そのため、たとえ限られた隙間時間を使ってトレードする場合でも、スマホアプリなら、もどかしさを感じることなく、スピーディーに発注できる。

メリット3,通知機能を利用すれば、投資機会を見逃さない

最近では、事前に設定しておけば、重要経済指標や経済ニュースが発表されたとき、あるいは指定する為替レートに達したときに、スマホの通知機能を利用して、ポップアップなどで通知してくれるスマホアプリも増えてきた。

この機能があれば、外出先でアプリをこまめに開いて情報をチェックしなくても、通知が入った時点で対応できる。FX会社によっては、追証水準に達すると、メールでアラートを発信してくれることもある。

2,スマホアプリでFX会社を選ぶ3つの比較ポイント

スマホアプリでFX会社を選ぶなら、必ず公式ホームページのスマホ機能説明ページをチェックしてほしい。

少なくとも、スマホアプリの

・画面が見やすいこと
・発注画面への遷移が速いこと
・自分の使いたい指標・機能が搭載されていること

といった要件を満たしているかを確認しておきたい。

比較ポイント1,画面が見やすいこと

PCで取引する際には、一画面でより多くの情報を確認できることも重要になる。それに対して、画面が小さいスマホを取引に使う場合、スマホアプリ画面の見やすさやシンプルさは、大きなウェイトを占める条件だ。画面の情報が見やすければ、迅速に情報を確認できるし、誤操作や誤発注を防ぐこともできる。

各社のスマホアプリの機能説明ページには、アプリの発注画面やチャート画面、マーケット情報などの画像が掲載されているので、画面の見やすさを必ず確認してほしい。文字の大きさと読みやすさ、画面構成のシンプルさ、チャートの視認性の高さなど、画像を見れば、自分にとって使いやすいか、そうでないかがすぐに分かるだろう。

比較ポイント2,注文画面への遷移が速いこと

マーケット情報やチャートを確認したら、そこからワンタップで注文画面に遷移できれば、時間も手間も節約できる。

数秒、数分単位でトレードの成否が決まることも多いFXでは、スピーディーな発注ができることは必要不可欠な条件である。ワンタップではないにしても、何度もタップしなくても注文画面に遷移できるかどうかは確認しておこう。

FX会社はスマホアプリのスピーディーな操作に自信があれば、アプリの機能説明で「チャートからワンタップで注文画面」とうたっていることが多い。この点をチェックするのも一つの方法だ。

比較ポイント3,自分の使いたい指標や機能が搭載されていること

FX会社はPC取引ツールだけでなく、スマホアプリのテクニカル指標やライン描画機能の充実にも力を入れている。スマホアプリで搭載されているテクニカル指標が10種類以上という会社もある。ここで重要なのは、種類の多さではなく、自分がメインに使いたいテクニカル指標や描画機能が搭載されているスマホアプリを選ぶことだ。

初心者の定番として使用されるテクニカル指標である単純移動平均線やポリンジャーバンド、一目均衡表、ライン描画機能ではトレンドラインあたりはどのFX会社のアプリにも必ず搭載されている。こうした定番の指標や描画機能でも、会社によって使いやすさや使い勝手に違いがあるので、機能説明もしくはデモ取引で必ず確認しておこう。

気を付けたいのは、自分が使いやすいと感じる指標や機能が定番ではない場合だ。候補にあがったFX会社のスマホアプリには搭載されていない場合もあるので、しっかりチェックしてほしい。

3,主要11社のFXアプリを比較

各社の最新版アプリは、PCがなくても全ての処理をスマホだけで完結できるようになっている。入出金操作や、ニュース、為替レートまたは経済指標の確認、チャート分析、取引、残高照会までだ。

さらに、チャート画面上からのスピード注文、決済同時注文、テクニカル指標の複数表示、トレンドラインの描画なども標準的な機能として搭載されている。

ここからは主要なFX会社のスマホアプリを紹介する。

主要11社のスマホアプリの使い勝手を比較

ここでは、主要FX会社11社が提供するスマホアプリの「使い勝手」を、3つの観点で比較してみたい。主要FX会社11社のアプリの使いやすさ、チャート分析の充実度や使いやすさ、発注のスムーズさなどを◎、〇、△で評価した。

スマホアプリ比較「使い勝手」編

FX会社名
(アプリ名称)
使いやすさ チャート分析 発注のスムーズさ
DMM FX
(スマホアプリDMM FX)
◎ 〇 〇
GMOクリック証券
(GMOクリックFXneo)
◎ ◎ ◎
SBI FXトレード
(新スマートフォン取引アプリ
SBI FXTRADE)
〇 〇 〇
外為どっとコム
(外貨ネクストネオ「GFX」)
◎ ◎ ◎
外貨ex byGMO
(Cymoスマホ版)
△ 〇 〇
外貨ex byGMO
(外貨exアプリ)
◎ 〇 〇
FXプライムby GMO
(PRIMEアプリS)
◎ 〇 ◎
LIGHT FX
(LIGHT FXアプリ)
◎ 〇 ◎
LION FX(ヒロセ通商)
(iPhone/Android)
〇 〇 〇
みんなのFX
(FXトレーダーアプリ版)
◎ 〇 ◎
FXブロードネット
(for iPhone)
〇 〇 〇
FXブロードネット
(for Android)
〇 〇 〇
マネーパートナーズ
(HyperSpeed Touch/nano)
◎ 〇 ◎
(※各社のホームページを元に筆者作成)

主要11社のスマホアプリの用途別機能を比較

次は各社のスマホアプリの「用途別機能」について比較。アラート機能、情報機能、入出金機能がある場合は、その使いやすさを客観的に◎、〇、△で評価し、対象の機能がない場合は×を表示した。あわせて、それぞれのテクニカル指標の数についても紹介しよう。

スマホアプリ比較表「用途別機能」

FX会社名
(アプリ名称)
アラート機能 情報機能 テクニカル指標
DMM FX
(スマホアプリDMM FX)
◎ △ 11種類
GMOクリック証券
(GMOクリックFXneo)
◎ ◎ 12種類
SBI FXトレード
(新スマートフォン取引アプリ)
SBI FXTRADE)
〇 △ 9種類
外為どっとコム
(外貨ネクストネオ「GFX」)
◎ ◎ 22種類
外貨ex byGMO
(Cymoスマホ版)
× △ 6種類
外貨ex byGMO
(外貨exアプリ)
× △ 9種類
FXプライムby GMO
(PRIMEアプリS)
× ◎ 18種類
LIGHT FX
(LIGHT FXアプリ)
× ◎ 8種類
LION FX(ヒロセ通商)
(iPhone/Android)
× 〇 19種類
みんなのFX
(FXトレーダーアプリ版)
× 〇 8種類
FXブロードネット
(for iPhone) 
〇 〇 12種類
FXブロードネット
(for Android)
× 〇 11種類
マネーパートナーズ
(HyperSpeed Touch/nano)
× ◎ 10種類
(※各社のホームページを元に筆者作成)

4,スマホアプリでFX取引ができるおすすめ11社の特徴を紹介

上述の比較表で取り上げたFX会社11社のスマホアプリはそれぞれに特徴があり、使う人の好みやトレードの志向性によって、最適なスマホアプリが変わってくる。ここでは、各社の最新鋭のスマホアプリの特徴や、どのようなタイプの人におすすめかを簡単に紹介してみたい。

1,DMM FX――シンプルで使いやすい、オールインワンタイプのスマホアプリの決定版

DMM FXのスマホアプリ「スマホアプリDMM FX」のキャッチコピーは「すべての操作を、スマホで」。言葉通り、DMM FXのスマホアプリは、PCがなくても、全てが完結するオールインワンタイプのスマホアプリだ。口座開設から入手金、情報収集、取引、残高照会など、スマホアプリでもできる。

画面はシンプルなデザインで見やすく、操作も直感的。FX取引やスマホアプリの使用に慣れていない人でも、簡単に使えるのが魅力だ。

自宅にPCがない人、もしくはスマホだけで全てを完結させたい人、チャート分析もできるだけシンプルにしてトレードに集中したい人などにはピッタリのスマホアプリといえるだろう。

2,GMOクリック証券――PC用取引ツールなみのハイスペックなチャート機能

スマホアプリ「GMOクリックFXneo」最大の魅力は、スマホアプリ用としては最高峰といっても過言ではない超高機能なチャートにある。より詳細なチャート分析とよりスピーディーな注文を実現するための機能が多数搭載されているのが特徴だ。

「スピード注文チャート」は、情報量の多い横画面テクニカルチャートを表示しながら、全決済注文などの高速注文を可能にする。

チャート上に引いた指値または逆指値ラインを視覚的に確認できるので、注文までのタイムラグを最小限に抑えるのもGMOクリックFXneo特有の優れた機能だ。テクニカル指標は3パターンまで保存できるので、トレードのたびに使いやすいテクニカルを切り替えて、納得のいくチャート分析もお手の物である。便利機能も充実しており、スマホのウィジェット機能を使ったマーケット情報または経済カレンダーのチェックや、FXトレード日記によるトレードの振り返りも簡単だ。

PC用高機能取引ツールを使い慣れた人が、スマホアプリにも同等の機能性や操作性を求めるなら、GMOクリックFXがイチ押しといえよう。

3,SBI FXトレード――大きな文字フォントで、くっきり見やすい

SBI FXトレードの「新スマートフォン取引アプリ SBI FXTRADE」は、同社のサービス開始以来使用されているスマートフォン取引アプリを大幅にバージョンアップさせた最新版である。

最も大きな進化は、一画面に機能を集約して、チャートを見ながら、ワンタップでの発注を可能にしたことだ。スピード感のある発注によって、トレードの収益機会が増えるはずである。

どの画面も文字が大きく、くっきりと見やすいことも、新スマートフォン取引アプリの大きな特徴である。小さな文字を読む際の煩わしさから解放されるので、トレードそのものに集中しやすくなる。トレードに不慣れな初心者の人にとっても最適な取引環境だ。

スマホアプリ選びの優先順位は、文字の見やすさが一番という人や、業界最小の取引単位のSBI FXトレードでFXを始めたいFX初心者と相性のよいスマホアプリである。

4,外為どっとコム――チャートをなぞるだけでトレンドラインが引ける

最新アプリ「外貨ネクストネオ「GFX」」では、今までの使いやすさに加え以下が加わった。

チャート
・テクニカル/ライン数の増⼤
・⽚⼿操作で分析可能な位置に設置されたズームとライン描画
・最⼤16画⾯チャート保持(4画⾯チャートを4枚ストック可能)
・チャートから指値機能
トレードシグナル=プッシュ通知(※業界でもトップレベルの⾃由度と機能の多さ)
・プライスアラート︓指定したレート到達で発報
・ボラティリティアラート︓指定した変動幅到達で発報
・経済指標アラート︓発表前に発報
デモと本番切替
1つのアプリでそれぞれのアカウントを利⽤できるので以下に役⽴つ。
・試したことのない取引⽅法を練習してすぐ本番︕
・取引したことない通貨ペアを試しに︕

外為どっとコムは初心者でも始めやすいFX会社であるが、スマホアプリは情報量も多く、チャート機能も充実しているので、中上級者でもレベルに合った使い方ができる。使う人を選ばないスマホアプリといえるだろう。

5,外貨ex byGMO――高機能取引ツールのスマホ版と、スマホ専用アプリの2種類から選べる

外貨ex byGMOのスマホアプリは、PC用取引ツール「Cymo」のスマホ用アプリ、「スマートフォン用アプリCymo」と、外貨exのスマホ取引に特化したアプリ「外貨exアプリ」の2種類である。

スマートフォン用アプリCymoは、PC用のCymoをスマホ向けにデザインしたスマホアプリ。PC用取引ツールCymo NEXTに搭載されているドテン取引や自動トレールなどの特殊な注文方法は、残念ながらスマホ用Cymoでは利用できない。スマホ用CymoはあくまでもPC用Cymo NEXTの補助的な位置付けのアプリであるため、PC版のCymoNEXTを日常的に利用している人が使うイメージだ。

一方、外貨exアプリは、利用者からの意見を元に適宜アップデートを行っている。最新のアップデートでは、注文画面のレイアウトを変更しており、売買ボタン、通貨ペアボタン、チャートボタンの間に余裕を設けて、より安全に操作できるようにした。ニュースの詳細が読める文字サイズや、通貨ペア選択のボタンを拡大するなど、読みやすさも改善されている。初心者から上級者まで誰でも快適に使用できる。

とりわけ最新版では、取引しやすい注文画面のデザインや、直感的な操作に改善されているので、短期トレーダーやスキャルパーにも使いやすいアプリになっている。

6,FXプライムbyGMO――PC用取引ツール同様の環境と、スキャルピングに適したアプリ

FXプライムbyGMO最大の特徴は、PC用取引ツールで使用できる主要機能がそのままiPhone/Android用取引ツールの「PRIMEアプリS」でも使えることだ。

注文画面は、1クリックで完結するハイスピード注文対応。チャートとレートパネルを同時に開いて、マーケットが動いたら、レートパネルから即時に新規・決済同時注文可能である。ドテン決済や保有ポジションの全決済もワンタップで完了できる。

さらに、PC用取引ツールの人気機能、相場予測ツール「ぱっと見テクニカル」がスマホアプリにも搭載されているのも魅力だ。スマホアプリではプッシュ通知も利用できるので、為替レートの変動や経済指標通知などを随時確認できるため、取引チャンスをつかみやすい。

PRIMEアプリSは、PC用取引ツールと同様のトレード環境を使って、PC同様にチャート分析もしくはトレードしたい人、あるいはスマホアプリでもスキャルピングでスムーズにトレードしたい人には最適なアプリの一つに数えられる。

7,LIGHT FX――シンプルで見やすい、初心者でも使いやすいアプリ

「LIGHT FXアプリ」の特徴は、シンプルな画面と文字やチャートの見やすさにある。

注文画面は、スピード注文に必要なボタンや情報を最小限に抑えて配置されており、直感的で素早い操作が可能だ。デザインがシンプルで、注文ロック機能もあるので、誤発注も起こりにくい。

チャートと注文画面を並べて表示できるので、スピーディーな注文にも対応できる。さらにスピード重視で、注文だけに特化した注文画面もある。自分のトレードスタイルに合わせて画面を選べるので便利だ。

チャート画面もシンプル。種類は少ないながら、誰もが使えるテクニカルチャートと使いやすい描画機能をそろえている。

FX初心者で取引そのものにも慣れていない人、あるいはスマホアプリの操作が初めての人でも、LIGHT FXアプリなら誤操作がなく利用できるだろう。

8,LION FX(ヒロセ通商)――中上級者の使い勝手にフォーカスしたスマホアプリ

「LION FX for iPhone/Android」は、スマホアプリの画面デザインが独特だ。特に他社のスマホアプリのクイック(スピード)注文画面に見慣れていると、若干違和感があるかもしれない。その反面、実際の利用状況がよく考慮されて設計されているのが、LION FXのスマホアプリ最大の特長でもある。

注文画面だけを見ても、誤発注防止のためのロック機能や、決済pip差注文や通貨別決済注文など、スキャルピングに適した注文方法も用意されている。ただし、注文画面の許容スリッページの単位など、分かりにくさを感じる。またポップアップ機能やプッシュ通知を利用した情報提供もないなど、初心者には心細い面もある。

FX取引や情報収集に慣れた中上級者や、スキャルピングを目的とするトレーダー、PC用取引ツールをメインにトレードする場合の補助ツールとして利用する人には、使いやすいスマホアプリである。

9,みんなのFX――直感的な操作とスピード注文の完成形

「みんなのFXアプリ版」は、直感的に操作できる画面とスピード注文が特徴だ。レート一覧の文字は読みやすく、チャート画面もシンプルで見やすい。注文画面もシンプルで分かりやすいので、スピード発注しやすく誤発注しにくい。

他社のスマホアプリも直感的な操作とスピード注文を重視しているが、みんなのFXアプリ版はその完成形といってもよい。目立った特徴はなく、ボップアップ通知などの便利な機能は搭載されていないが、初心者でも使いやすい。全てが平均点以上の印象のアプリだ。

FX取引自体が初めての人、チャート分析は最も一般的なテクニカル指標だけ使えればよいという人、もしくはトレードに集中したい人には、最高の使い心地のスマホアプリではないだろうか。

10,FXブロードネット――ストレスフリーに使える標準的なスマホアプリ

FXブロードネットのスマホアプリはiPhone版とAndroid版の2種類であるが、機能的には大きな違いはない。2種類に見られる違いは、テクニカル指標の種類とレートアラート通知の有無の2点だけだ。

搭載されているテクニカル指標がiPhone版は12種類、Android版は11種類である。iPhone版には、事前に設定したレートに達するとレートアラート通知が画面に表示される機能があるが、Android版にはこの機能がない。

FXブロードネットのスマホアプリで選ぶなら、iPhoneユーザーでiPhone版を利用できる人にはおすすめできるだろう。標準的なスマホアプリが好みなら、使いやすいと感じるはずだ。

11,マネーパートナーズ――スマホアプリでも無料の連続予約注文が出せる

マネーパートナーズには取引単位が異なる2つのFXサービスがあり、スマホアプリも、各サービス専用の「HyperSpeed Touch」と「HyperSpeed Touch nano」の2種類が提供されている。2種類のアプリの違いは、取引単位が「HyperSpeed Touch」は1万通貨単位、「HyperSpeed Touch nano」は100通貨単位という違いだけで、搭載されている機能はほぼ同じだ。

利用者の要望を受けて定期的にバージョンアップされており、直近では、取引ツールで好評の連続予約注文機能が「HyperSpeed Touch」にも新たに搭載された。取引ツール同様に、連続予約注文手数料は無料である。

ブラウザー版取引ツール「クイック発注ボード」の人気機能であるインフォバーも採用されたため、ニュースや経済指標も簡単にチェックできるようになった。

初心者でも今後本格的にトレードしたい人や、スマホアプリでも連続予約注文を利用してコツコツ利益を積み上げたい人におすすめだ。

5,スマホアプリでFX取引をする2つのデメリット・注意点

PC用取引ツールに近い機能を搭載しているとはいえ、スマホアプリ特有のデメリットや注意点もある。以下に紹介するデメリットや注意点を踏まえた上で、FXスマホアプリの活用を考えてほしい。

デメリット・注意点1,データ通信量を意識する必要がある

FXスマホアプリで閲覧できる情報は、ユーザーの口座情報、経済ニュース、為替レート情報、経済指標関連情報など多彩であり、アプリを立ち上げると、データ通信量を消費する。

スマホの料金プランをデータ通信料無制限プランにしている場合は問題ないが、データ通信量の上限が設定された料金プランの場合は注意が必要だ。

契約プランにデータ容量が設定されていれば、スマホアプリを使用する際に、使用回数、利用時間、Wi-Fiの有無に注意を払いながら、データ通信量をコントロールする必要がある。

デメリット・注意点2,誤発注が発生しやすい

スマホは携帯性に優れている反面、画面や操作ボタンが小さく、操作の際に誤発注が起きやすい。その上、直感的な操作ができるように画面が設計されているため、指が意図せず画面に触れただけで発注してしまう可能性もある。

誤発注には想定外の損害リスクもあるため、十分に注意しなければならない。誤発注のリスクを低減するために、注文画面に誤発注防止機能が付いたスマホアプリもあるので、心配な人はこのような機能を搭載したアプリを選ぶとよいだろう。

デメリット・注意点3,スマホ紛失のリスクがある

最も懸念される事態は、スマホの置き忘れや紛失だ。FXのスマホアプリは資産に直結しているため、悪意の第三者の手にスマホが渡ってしまう自体は避けたい。

日常的に外出先でスマホアプリを使うなら、スマホの画面ロックを設定する、アプリログイン時に毎回IDやパスワードを入力するなど、紛失に対する対策を徹底しておきたい。

6,スマホアプリでFX取引をするならどこがおすすめ?

スマホアプリをどのように使いたいかによって、どのスマホアプリを選ぶとよいかが変わってくる。

FX初心者の場合のおすすめスマホアプリ

まったくのFX初心者の場合、操作が簡単で、シンプルさを第一に考えるなら、外為どっとコムやLIGHT FX、みんなのFXのスマホアプリが使いやすいと感じるはずだ。

FX経験が場合のおすすめスマホアプリ

すでにFX取引の経験があり、外出先でPC用取引ツールの補完または代替として利用するなら、高機能・高性能アプリの最高峰、GMOクリック証券のスマホアプリが最適だ。取引専用スマホアプリとして使いたいなら、DMM FXやLION FX(ヒロセ通商)、マネーパートナーズもよい選択肢になる。

PCメインの取引の場合

PC用取引ツールをメインにトレードしており、情報収集手段として使いたいという場合には、情報量が膨大な外為どっとコム、プッシュ通知機能のあるFXプライムbyGMOやLIGHT FX、ニュースや指標をチェックしやすいマネーパートナーズもよいだろう。

各社のFXスマホアプリの機能には大きな違いはないが、画面デザインあるいはボタンのサイズ、使い勝手、操作性はそれぞれのアプリによって千差万別だ。非会員でもダウンロードして情報の閲覧などができるスマホアプリや、デモ取引ができるアプリもある。できるだけ実物を確認して、自分の指や感性にフィットするアプリ選びをおすすめしたい。

執筆・近藤真理
証券会社の引受業務やビジネス系翻訳携わったのち、個人投資家として活動。現在は総合証券、ネット証券の両方を使いこなし、経済、金融、HR領域で多数の媒体で執筆中。2019年にフィナンシャルプランナーの資格取得。

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