ネット証券10社のお得なキャンペーンを徹底比較！2021年1月開催

多くのネット証券会社では、ポイントや現金がもらえるお得な口座開設キャンペーンを実施している。口座開設をして取引を開始するだけなど、達成条件も難しくない。ここでは主要ネット証券10社で、2021年1月に実施しているキャンペーンを紹介する。証券会社選びの参考にしてほしい。

1.ネット証券10社の2021年1月開催のキャンペーンを比較

ネット証券で現在開催されているキャンペーンのうち、代表的なものを一覧にまとめた。

ネット証券各社の情報を見ると、キャッシュバックまたは取引手数料0円のキャンペーンが多い。取引手数料無料については、口座開設をした月から1ヵ月～3ヵ月間が無料になっている。 ネット証券では初回の入金は不要で、口座開設をするだけで適用されるキャンペーンも多く、初心者や多額の資金がない人でも利用しやすい。

2.SBI証券……最大10万円のキャッシュバックキャンペーンを開催

SBI証券で現在開催しているのは、FX口座の開設・取引で、最大10万円のキャッシュバックがもらえるキャンペーンだ。適用されるには、FX口座を新規開設すること、新規取引をすること、エントリーをすることの3つが必要だ。

キャッシュバック金額は、取引単位によって以下のように変動する。
• 100単位～500単位未満 ： 1,000円
• 500単位～1,000単位未満 ： 5,000円
• 1,000単位～5,000単位未満 ： 1万円
• 5,000単位～1万単位未満 ： 4万円
• 1万単位～ ： 10万円 •
なお通貨ペアごとに単位が違うことに注意しよう。米ドル/円は1万通貨で1単位だが、南アランド/円は10万通貨で1単位だ。

3.楽天証券……ポイントまたはトートバッグが当たるキャンペーンを2021年2月8日まで開催

楽天証券では、500万口座達成を記念したキャンペーンを実施中で、3,000ポイントまたは楽天のキャラクターである「おかいものパンダ」のトートバッグが抽選で当たる。エントリーをしたうえで、以下のいずれかの取引をすることが必要だ。

・国内株式、外国株式、先物・オプション取引：いずれかの取引で手数料合計500円以上
・投資信託：合計10万円以上の約定
・楽ラップ：合計で新規申込金額1万円以上、もしくは増額申込金額（積立含む）1万円以上
・楽天FX：合計30万通貨以上の取引（新規/決済いずれも可）
・純金プラチナ：積立設定金額1,000円以上

また、楽天証券で口座開設するなら、楽天カードを利用するのがおすすめだ。 楽天証券では、楽天カードでの投信の積立や保有でも楽天ポイントが付与される。楽天カードを持っている人はもちろん、まだ持っていない人もこの機会に新規申込すると良いだろう。 楽天カードでは、現在新規カード発行でもれなく5,000ポイントもらえるキャンペーンを実施中だ。

4.マネックス証券……単元未満株の取引手数料を最大6ヵ月間、全額キャッシュバックするキャンペーンを2021年3月31日まで開催

マネックス証券で開催しているのは、単元未満株に関するキャンペーンだ。株式を取引するときは、100株・1,000株などの単元が決められているが、それに満たないのが単元未満株だ。

マネックス証券はferciというアプリで、1株から購入できるサービスを提供している。このferciアプリで口座開設をしたうえで単元未満株の取引をすると、手数料が全額戻ってくる。

対象になる取引は、口座開設の完了日も含めた6ヵ月間だ。キャッシュバックはマネックス証券の証券総合取引口座に入金される。

株式を少額で購入できるので、株式投資の初心者にも魅力的なキャンペーンだ。ただし、ferciで口座開設をしないと対象にならない点に注意しよう。

5.松井証券……2021年2月26日までの貸株口座開設で2,000ポイントが抽選で当たる

松井証券で実施しているのは、貸株口座の開設キャンペーンだ。期間中に貸株口座を開設すると、抽選で100名に松井証券ポイント2,000Pが当たる。

貸株とは、保有する株式を証券会社に貸すことにより、貸株金利を受け取れるサービスだ。

松井証券の貸株の場合、最低金利は0.2%で最高金利の上限はない。株主優待や配当金も権利取得の方法を設定すれば受け取れるため、塩漬けのような状態になっている株式を活用する方法としてもおすすめだ。

松井証券ポイントの使い道は以下のとおりだ。

・投資信託の積立
・商品と交換
・amazonギフト券と交換

松井証券での投資信託の購入に回せるほか、商品やamazonギフト券と交換できるのがうれしい。

6.auカブコム証券……2021年1月29日までキャッシュバックがもらえるキャンペーンを開催

auカブコム証券で実施しているキャンペーンは、FXの「くりっく365」の口座開設と一定回数の取引で、キャッシュバックがもらえるという内容だ。

「くりっく365」とは、東京金融取引所が上場した、公的な取引所のFXだ。証拠金はすべて東京金融取引所に集められ、全額保全される仕組みになっている。

くりっく365のメリットの1つは、不自然なスリッページがないことである。スリッページとは、注文レートと、実際に約定したレートとの間に生まれる差のことだ。くりっく365ではマーケットメイカーの提示価格をそのまま利用者に提示するので、利用者に不利なスリッページが発生するようなことがない。

他の証券取引所との損益通算ができる、3年間の繰越控除が可能など、税制面でも優遇がある。FX取引を試してみたい人は、キャンペーンを利用してくりっく365の口座を開設してみてはいかがだろうか。

7.岡三オンライン証券……国内株式の取引手数料を最大3ヵ月間、全額キャッシュバック

岡三オンライン証券では、国内株式の取引手数料を全額キャッシュバックするキャンペーンを実施している。国内株式の現物取引・信用取引ともに対象で、ETF・ETN・REIT・単元未満株も対象に含まれる。

キャッシュバック期間は最大3ヵ月間と、他社と比べて比較的長いのもこちらのキャンペーンの特徴だ。

キャッシュバック期間がスタートするのは口座開設日を含む月だ。例えば2月10日に口座開設が完了した場合、2月・3月・4月が手数料無料の対象期間になる。

キャッシュバック金額に上限はないので、取引回数が多くなるデイトレーダーなどにもおすすめのキャンペーンだ。ただし、信用取引に関する金利・貸株料などの諸経費は無料の対象にはならない点には注意したい。

8.LINE証券……クイズに正解すると最大で3株分の購入代金をプレゼント

LINE証券で行っているのは「初株チャンスキャンペーン」だ。新規口座開設者を対象に、株式の購入代金を最大で3株分プレゼントしている。

LINE証券で口座開設をした後に出題されるクイズ2問に回答し、2問とも正解なら3株分、1問正解なら2株分の購入代金だ。例えば1株600円の場合、2問正解すると1,800円の購入代金がもらえる。

注意点は、どの銘柄でも購入できるわけではないことだ。LINE証券のキャンペーン専用画面に表示される対象銘柄から1つ選ぶことになる。

初株キャンペーンの締切日は、現在のところ設定されていない。決定すると公式から通知されるので、申し込む前に公式サイト・アカウントの情報をチェックしておこう。

9. SBIネオトレード証券（旧：ライブスター証券）……信用取引の買方金利の優遇キャンペーンを2021年3月31日まで開催中

SBIネオトレード証券（旧：ライブスター証券）では、信用取引の金利を優遇するキャンペーンを実施している。キャンペーン期間中に、各ステージの適用条件をクリアすることで、買方金利が最低で1.8%になる内容だ。

ステージ2・3の適用条件は以下のとおりだ。

＜ステージ2＞
・判定期間中の新規建（買建・売建）約定代金合計額が5億円以上
・または、判定期間最終日大引け時点の信用建玉残高が5億円以上

＜ステージ3＞
・判定期間中の新規建（買建・売建）約定代金合計額が30億円以上

なお制度信用と一般信用は合算して計算される。

10.GMOクリック証券……FX口座の新規開設と取引で最大3万円のキャッシュバック

GMOクリック証券で実施しているのは、FX口座開設のキャンペーンだ。新規でFX口座を開設し、開設月の翌々月末までに取引した通貨数に応じて、以下のようにキャッシュバックが受け取れる。

• 100万～500万通貨未満：1,000円
• 500万～1,000万通貨未満：5,000円
• 1000万～2,000万通貨未満：1万
• 2,000万～3,000万通貨未満：2万円
• 3,000万通貨以上：3万円 •
こちらのキャンペーンは締め切りが特に明示されていないが、途中で内容変更をすることがあるので注意しよう。2020年9月には、18通貨ペアのスプレッドが縮小されたことにより、取引数量とキャッシュバック金額が変更されている。

11.DMM株……新規口座開設と情報登録で1ヵ月の取引手数料が無料に

DMM株では、口座開設をすると1ヵ月間、国内株式の取引手数料無料のキャンペーンを実施している。株式取引を試してみたいが手数料が気になるという人にとってうれしいサービスだ。

適用条件としては、口座開設に加えて、世帯主情報と内部者関連情報の登録も必要になる。口座開設だけ済ませても対象にならないことを覚えておこう。

取引手数料無料の対象になるのは国内株式の現物取引および信用取引だ。なお信用取引にかかる諸経費(金利、貸株料、逆日歩等)などは別途発生することは注意したい。

締切日は記載されていないが、途中で内容が変更される可能性もあるため、申し込む際には最新情報をチェックしよう。なお口座解約後に再び新規口座を開設した場合は対象外である。

12.ネット証券のお得なキャンペーンを活用しよう

ネット証券10社で現在開催しているキャンペーンを紹介した。取引手数料が無料になるなどお得に取引ができるので、この機会に口座開設をして投資をスタートさせてみてはどうだろうか。

執筆・安藤真一郎
主に金融系ライターとして活動し、2019年に2級FP技能士資格を取得。マネージャンルで役立つ情報を、初心者にも分かりやすく解説したコンテンツ制作を心掛ける。関心分野は、キャッシュレス決済、積立投資、ポイ活、節約術など。

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