駐車場にはさまざまなタイプがありますが、富裕層には地下駐車場が人気のようです。なぜ富裕層は地下駐車場を利用するのか、その魅力を探りました。
自走式の地下駐車場にはこんな利点が
富裕層が好む地下駐車場は、高いセキュリティで愛車を守れるというメリットがあります。盗難の被害にあうことも少なくない高級車を保管するためには、セキュリティ面を重視する必要があります。
地下駐車場は四方を壁に囲まれているため、車が不特定多数の人の目に触れることがありません。また、入り口には警備員が配置されていることも多く、利用者以外が地下駐車場に侵入する心配もないでしょう。
自走式の地下駐車場は機械式の立体駐車場とは異なり、入出庫がスムーズなのも利点です。機械式では車を出すまでにある程度の時間がかかりますが、自走式ならすぐに出庫できます。
地下駐車場を利用する際の注意点
地下に車を保管することで、常に水没のリスクがあることを忘れてはいけません。台風による洪水や豪雨で地下駐車場が浸水し、車が水没してしまうことがあります。
富裕層向けの物件の多くには地下駐車場がついている
頻繁に車を利用する方は、地下駐車場付きの物件を探すことをおすすめします。物件に付随する駐車場なら、自宅から駐車場まで時間をかけて移動するストレスから解放されるでしょう。
富裕層をターゲットにしたマンションの多くには地下駐車場が備えられています。戸建て住宅に地下駐車場を作るリフォーム工事を行う会社もあり、エグゼクティブには欠かせない設備であることが分かります。
気になる賃料は
自宅に駐車場がなく、これから地下駐車場を利用したい場合、どのくらいの賃料がかかるのでしょうか。
東京都内にある高セキュリティの地下駐車場の賃料は月額3万円~4万円が相場です。年間40万円前後がかかる計算ですが、1台数千万円の高級車が盗難等の被害にあうことを考えれば高額すぎることはないでしょう。
地下駐車場では、駐車場ごとに利用できる車高が定められています。ワンボックスや大型のRV車を所有されている方は、愛車の入庫が可能か必ずチェックしましょう。
大切な愛車をあらゆる角度から守る工夫を
2019年の自動車盗難認知件数は7,143台、うち1,801台は施錠した状態にも関わらず盗難の被害にあっています。自動車保険の車両保険に加入していれば盗難の際にも補償されますが、大切にしている愛車の盗難は避けたいものです。
地上の駐車場に置いている場合、盗難だけでなくいたずらによって傷つけられたり、車上荒らしにあってしまったりする可能性もあります。富裕層は地下駐車場を利用することで、これらのリスクへの対策を行っているようです。(提供:YANUSY)
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