日経平均   30,089.25 円 △ 235.25 円
≪東証一部≫
売買高    9億7,236万株
売買代金  2兆0953億9900万円
値上り銘柄数 1,494 銘柄
値下り銘柄数 624 銘柄
騰落レシオ(25日) 129.21 %
為替 1ドル=110.67 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

買い先行となるも方向感は見られず閑散小動き

週末の米国市場が休場となったが、好調な経済指標の発表もあり、先物が夜間取引で買われていたこともあり、買いが先行となった。節目と見られる日経平均は3万円を超えて始まったあとはいったん買戻しを急ぐ動きとなったが寄り付きからの買いが一巡となると上値の重い展開となり、上げ幅縮小となった。その後は落ち着いた動きで値持ちは良いものの方向感は見られなかった。

昼の時間帯も特に上下動くでもなく、後場が始まると値持ちは良いのだが、買い上がる動きもなく、かといって売り急ぐこともない方向感に乏しい展開が続いた。目先的な持高調整の売り買いも一巡となったものと思われ、上がっていたものが売られ、売られていたものが買われながら値持ちの良い展開が続いた。結局最後まで手仕舞い売りに押されることも、買戻しを急ぐこともなかった。

小型銘柄もまちまちで特に大きな動きは見られなかった。東証マザーズ指数は小幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均も堅調だった。先物はまとまった売り買いもほとんど見られず、指数を動かすことも、方向付けることもなかった。

買われすぎ銘柄の修正安が一服となったことで堅調な地合いが続いているが、特に買い上がる材料もなく、上値の重い展開となった。米国での雇用情勢の改善などをどのように判断すればいいのか、米国市場任せということなのだろう。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
雲を抜けて「三役好転」となったが、上値も重くなってきている。まだまだ、雲や移動平均線のサポートを確認するような場面もあるだろう。

☆ あれやこれやと一言 ☆

積極的に買い上がる材料もなく目先の持高調整の売り買いが中心となったようだ。閑散小動きという感じで、米国市場が動かないことにはどこまで買っていいのかわからないという雰囲気だ。ここまで戻すと積極的に買い上がる材料にも乏しいということだろう。

堅調な展開ではあるのだが盛り上がりもなく、相場の方向感が見られない。どこまで買っていいのか売らなければならないのかわからないという感じで、とりあえず買戻しは入るのだが、それほど買い気があるということでもない相場だ。

3万円をこえたということで買い難さもあるようだ。オプションのヘッジなどでの買い急ぐ動きもなく、持高調整の売り買いを急ぐでもなく、様子見気分が強いようだ。米国株もダウ平均などは買われ過ぎ感が強く、上値の重さを確認することになりそうだ。

米国景気は良いのだが、金利の上昇などの悪材料が気になるということだ。日本では金利の上昇がみられるということでもないのだが、金余りのイケイケ相場も一段落しているということなのだろう。上値の重さが気になるものから手仕舞い売りに押されることになるだろう。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。