成長株(グロース株)とは何か?
成長株とは、将来のさらなる成長が期待できる株式のことで、グロース株とも呼ばれる。売上高や経常利益などが良く、最先端の技術がある企業や、需要が拡大している流行業種の企業が多いのが特徴だ。
株式投資は一般的に、「成長株(グロース株)投資」と、「割安株(バリュー株)投資」の2種類がある。割安株投資は、「PER(株価収益率)」や「PBR(株価純資産倍率)」などの指標を利用し、業績が良いのに割安な株を見つけ出す手法だ。
成長株投資は株価の割安さよりも、会社の規模が今後拡大する将来性を重視する。中長期的な株価の大幅な上昇によって、大きな利益を狙う方法である。
成長株(グロース株)の判断方法と注意点は?
成長株投資でよく使われる指標と基準の例を示すと以下のとおりだ。
・売上高成長率が10%以上
・ROE(自己資本利益率)が10%以上
・営業利益率が10%以上
成長株投資では、まず売上高の伸びを重視する。ROEは集めた資金を使って効率的に利益をあげているかを示す指標だ。また営業利益率が高いほど、稼ぐ力があり競争力も高いと判断される。
一方で成長株が大きく成長するには、ある程度時間がかかるのがデメリットだ。成長株の株価は、投資家の期待で成り立つ面もある。よって期待を裏切るようなことがあると、株価が急落しやすい点に注意しよう。
【合わせて読みたい記事】
割安株(ワリヤスカブ):バリュー株
PER(ピーイーアール):株価収益率
PBR(ピービーアール):株価純資産倍率
ROE(アールオーイー):自己資本利益率
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