割安株(バリュー株)とは何か?

割安株(ワリヤスカブ):バリュー株
(画像=筆者作成)

割安株とは、業績から見た適正株価よりも低い水準で推移している銘柄のことで、バリュー株とも呼ばれる。その企業の資産や利益に関する評価が、株価に十分反映されていない状態だ。

株価が割安である原因として、知名度の低さや人気のなさ、成長余力がないと判断されていることなどが挙げられる。よって、歴史のある老舗企業の中にも割安株はある。

割安株は、市場や投資家が価値を正しく評価すれば株価の上昇が期待される銘柄であり、株価が低いうちに買い付けるのが割安株投資だ。「PER(株価収益率)」や「PBR(株価純資産倍率」などの指標から判断するのが一般的である。

割安株投資に対して、企業の成長性を重視する「成長株(グロース株)投資」という手法もある。

割安株(バリュー株)の判断方法や注意点は?

割安株投資でよく使われる指標と基準は、以下のとおりだ。

・PER(株価収益率):10~15倍以下
・PBR(株価純資産倍率):1倍以下
・PEGレシオ(PERを1株当たりの利益成長率で割った指標):1倍以下
・ROE(自己資本利益率):6%以上
・PCFR(株価キャッシュフロー倍率):業種平均以下

すべてに銘柄についてチェックするのは手間がかかるが、少なくともPERとPBRは確認しておきたい。ただし、PERやPBRは業種による違いもあるため、ライバル企業や業種平均の数値も併せてチェックすることをおすすめする。

【合わせて読みたい記事】
PER(ピーイーアール):株価収益率
PBR(ピービーアール):株価純資産倍率
ROE(アールオーイー):自己資本利益率
成長株(セイチョウカブ):グロース株
バリュー株とは?おすすめ銘柄や指標、グロース株との違いを紹介

MONEY TIMES

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