米メディア・TIME誌はデジタル版の購読料の決済に暗号資産(仮想通貨)の受け入れを開始すると発表した。19日、同誌がプレスリリースで発表した。

TIME
(画像=月刊暗号資産)

発表によると、TIME誌は米暗号資産取引所Crypto.comと提携し、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、Uniswap、CROなど31銘柄の暗号資産を決済に受け入れるという。

TIME誌は1923年にニューヨークを拠点に創刊。世界初のニュース雑誌として知られている。現在の購読者は米国で230万人を誇る。

今回TIME誌は、暗号資産決済受け入れのキャンペーンとして、購読者は1回限りの購入で同誌のコンテンツに18ヶ月間無制限にアクセスできるほか、限定のイベントやサービスを受けることができるという。

現在、暗号資産決済による購読料の決済は米国とカナダでのみ可能だが、今後、数ヶ月の内に他外国でも同様のサービスが開始される予定だ。

Crypto.comは今回の提携を記念して、同社が発行する暗号資産「CRO(Crypto.com Coin)」で決済をした購読者に対して、最大10%の還元を行うという。

TIME誌を発行するTIME社は近頃暗号資産分野への進出を強化している。

先月には、3つのTIMEの表紙をNFT化し、オークションに提供した。このNFTは合計44万3000ドル(約4,800万円)にて落札されたことで話題になった。

また、米大手暗号資産投資信託会社と提携し、暗資資産に関する説明動画を共同で制作するなど、暗号資産関連事業に積極的だ。(提供:月刊暗号資産