成行注文とは何か?
成行注文とは、希望する売買価格を指定せず注文する方法のこと。例えば、「X社の株式を1,000株買いたい」「Y社の株式を100株売りたい」といった内容の注文である。これらの注文は株数を指定しているが、値段は指定していない。
取引が成立する値段は、相手方によって決まる。例えば株式で売りの成行注文を出すと、その時板情報に出ている買い注文のうち最も値段が高い注文があてがわれ、すぐに取引が成立する。
成行注文はすぐに約定するのがメリットだが、予想よりも高い値段で買ったり、安い値段で売ってしまったりするリスクがある。
成行注文と指値注文の使い分け方
成行注文に対して指値注文は、値段を指定する注文方法だ。自分が希望する値段で売買できるというメリットがあるが、その値段で売る(または買う)相手がいないと取引が成立しない。
成行注文と指値注文の使い分け方としては、「いくらでもよいからすぐに買いたい(売りたい)」ときは成行注文を利用する。例えば非常に強い買い材料が出ている銘柄で、「多少値段が高くなっても構わないからすぐに買いたい」といったときだ。
これに対し、「ある程度時間がかかっても構わないから、その値段で買いたい(売りたい)」というときは指値注文を利用しよう。
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