塩漬けとは何か?

塩漬け(シオヅケ)
(画像=筆者作成)

塩漬けとは、購入した株式が大幅に値下がりし、損切りができずに保有し続けて含み損を抱えたままの状態のことだ。そのような株は、野菜を塩漬けして保存することになぞらえて「塩漬け株」と呼ばれる。

塩漬け株を抱えてしまう原因には、「損切りのルールがない」「将来は値上がりするはずという期待」「損失を確定させたくない気持ち」などがある。

塩漬け株をそのままにしておくと資金が拘束されるため、資金効率が悪化する。その株式の将来性を考慮して、適切に対処するのが望ましい。

塩漬け株の対処方法

塩漬け株を作ってしまった場合の主な対処方法は、以下のとおりだ。

・損切りをする
・節税に生かす
・貸株を利用する

損失が20%以下など比較的小さい場合で、将来の値上がりの見込みが薄いなら、損切りがおすすめだ。損切りをすれば、そのまま抱え続けて損失が拡大するのを避けられる。

他に利益が出ている株式がある場合は、その株の売却益と相殺することで税金を減らすことができる。その場合は、塩漬け株もタイミングを見計らって売却することになる。

貸株とは、保有する株式を貸し出すことで貸株金利を得られるサービスのことだ。貸株を利用しても後で売却することはできるので、「将来性が期待できるので、今は損切りをしたくない」というケースに向いている。

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