日経平均 28,044.45 円 ▼ 362.39 円
≪東証一部≫
売買高 11億6,484万株
売買代金 2兆5099億5900万円
値上り銘柄数 662 銘柄
値下り銘柄数 1,454 銘柄
騰落レシオ(25日) 87.09 %
為替 1ドル=108.91 円
☆ 市況概況 ☆
昨日の反動から冴えない展開
米国株が軟調となったことや昨日の大幅高の反動もあり、売り先行となった。寄り付きから売り気配で始まるものがみられるなど指数に影響の大きな銘柄から売られるというような展開で寄り付きの売りが一巡となった買い戻された後もさえない展開となった。日経平均は28,000円を割り込むと買われるという感じだったが買い戻しを急ぐ動きもなく大幅安となった。
昼の時間帯も手仕舞い売りに押される場面もあり、後場も再度下値を試すような動きもあった。それでも28,000円を挟んで小動きが続いたが、上値の重さが嫌気して売られ再度下値を試すような動きもあった。さすがに昨日の上げ幅を帳消しにするような下落とはならず、28,000円を下回ったものの案外下げ渋りとなった。
小型銘柄は買戻しも入り底堅さがみられるものが多かった。東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数は小幅安となったものの、日経ジャスダック平均も堅調だった。先物はまとまった売りが散発的に見られたが、断続的に売り急ぐという場面もなく、指数を下押す要因ではあったが影響も限られた。
依然として指数に影響の大きな銘柄を中心に一方向に動きやすく、右往左往する相場となっている。業績回復も織り込まれ、金融緩和の終了が懸念されることで動き難いところで、先行きの景気に対する懸念と同時に指数の株価算出見直しなどの影響も懸念され、買い切れず、そして売り切れずということだろう。まだまだ波乱もありそうで、落ち着くには少し時間もかかりそうだ。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
下値模索という状況が続いているが、底堅さも見られる。移動平均線が下落するまで上値は重いながらも底堅さがみられるのではないかと思う。
☆ あれやこれやと一言 ☆
毎日上げ下げの幅が大きく何とも落ち着きのない相場となっているが、下値模索という状況には違いないということだろう。まだまだ戻れば売りたいということで調整をしているということなのだから、当面は上値の重い冴えない展開が続くということだろう。
決算発表も出揃い、セルインメイとはなったもののここから先の方向感が見えないという状況なのだろう。さらに売りたたくというほどの悪材料もなくあくまでも買われすぎ銘柄の修正が続いているということで、指数先行で下げているだけという見方もできる。
ただ、一つはっきりとしていることは世界的な金余りに変化が見られそうだということと、日本株式市場も塩漬け銘柄が多くなってきており、さらに戻りが鈍くなりそうだということだ。売り急ぐという場面は過ぎたので、戻れば売りたいということなのだろう。
戻りの鈍さが嫌気されて大きく売られるものも出てきそうだし、米国でのインフレ懸念や金利上昇が取り沙汰される、あるいは日本でも金融緩和の終了が再度取り沙汰されるとさらに買われすぎ銘柄の修正が行われるのだろう。下値模索はまだまだ続きそうだ。
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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!
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