ネックラインとは何か?

ネックライン
(画像=筆者作成)

ネックラインは、チャート分析(テクニカル分析)の用語だ。ダブルボトムやダブルトップ、ヘッドアンドショルダーズ・ボトム(逆三尊/ぎゃくさんぞん)、ヘッドアンドショルダーズ・トップ(三尊天井/さんぞんてんじょう)などのチャート形状において、トレンドの転換点となる位置(ライン)を指す。

ネックラインはどんな時に役に立つ?

ネックラインはトレンドの転換点として、売買のタイミングを計る際に役立つ。

ダブルボトムのネックライン

ダブルボトムは相場の底付近で現れやすいチャート形状であり、株価が大きく下落した後、一旦反発するものの下落し、再度上昇に転じた時に形成される。

1回目の反発時につけた高値がネックラインとなり、2回目の上昇でネックラインを超えれば上昇トレンドに転換したと判断できる。

ダブルトップのネックライン

ダブルボトムは相場の天井付近で現れやすいチャート形状であり、株価が大きく上昇した後、一度下落し上昇したものの、再度下落に転じた時に形成される。

1回目の下落時につけた安値がネックラインとなり、2回目の下落でネックラインを割り込むと下落トレンドに転換したと判断できる。

ヘッドアンドショルダーズ・ボトム(逆三尊)のネックライン

ヘッドアンドショルダーズ・ボトム(逆三尊)は、相場の底付近で現れる。3回目の下落でつけた安値が1回目の安値を上回り、2つの高値を結んだラインを上抜けると完成する。これが形成されると、上昇トレンドに転換したと判断できる。

ヘッドアンドショルダーズ・トップ(三尊天井)のネックライン

ヘッドアンドショルダーズ・トップ(三尊天井)は、相場の天井付近で現れる。3回目の上昇でつけた高値が1回目の高値を更新できず、2つの安値を結んだラインを割り込むと完成し、下落トレンドに転換したと判断できる。

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