出来高とは何か?
出来高とは、一定の期間に成立した売買の数量のことだ。
成立した売りと買いの取引を1つの取引とする。例えば、100株の売り注文と100株の買い注文が合致して売買が成立した場合の出来高は100株だ。
主に株式取引で使われる用語であり、「売買高(バイバイダカ)」とも呼ばれる。デリバティブ取引や商品先物取引、為替取引では、出来高や売買高の代わりに、「取引高(トリヒキダカ)」が使われる。
出来高が「取引が成立した数量」を表すのに対し、「取引が成立した金額」を表すのが「売買代金(バイバイダイキン)」であり、株価に出来高にかけて計算する。
出来高はどんな時に役に立つ?
出来高は銘柄の人気や市場の活性度を測るバロメーターであり、株価との連動性も高く、投資判断に役立つ。
一般的に出来高の動きは株価に先行し、出来高が増えるとその後株価は上がる傾向がある。上昇局面での出来高減少は天井のサイン、下落局面での出来高増加は底打ちのサインとなる。
株価暴落時の出来高の急増は「セリング・クライマックス」と呼ばれ、売り注文が出尽くして株価が底を打つと需給が好転し、その後上昇に転じることが多い。
ただし出来高の変動はあくまで目安であり、その他の指標やチャート形状などから総合的に判断することが大切だ。
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