マセラティがデザイン集団「Fragment Design」を主宰する藤原ヒロシ氏とタッグを組んだギブリの特別仕様車「ギブリ オペラネラ/オペラビアンカ」を発表。販売台数は全世界で175台、日本で40台の限定
マセラティ ジャパンは2021年6月24日、“キング・オブ・ストリート”として世界的に知られ、デザイン集団「Fragment Design」を主宰する藤原ヒロシ氏とコラボレーションしたギブリの特別仕様車「ギブリ オペラネラ/オペラビアンカ(Ghibli Operanera/Operabianca)」を東京において世界初公開した。車両価格は1425万円で、販売台数は全世界で175台、日本で40台の限定。予約注文は全国のマセラティ正規ディーラーで受け付け、ユーザーへの納車は2021年内を予定している。
今回の限定車は、1998cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジンに、BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)と駆動用バッテリー、eブースター(電動コンプレッサー)、DC/DCコンバーターで構成する48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載した通常モデルのギブリ・ハイブリッド・グランルッソをベースに、藤原ヒロシ氏が独自に内外装をアレンジ。オーナーの好みに合わせた仕様のマセラティ車をオーダーできるパーソナライゼーションプログラム「マセラティ フオリセリエ(Maserati FUORISERIE)」の一環として誕生した。
まずボディカラーには、オペラネラ(黒、販売台数36台限定)とオペラビアンカ(白、同4台限定)の対照的な2色を設定。ここに“Fragment”ロゴを配した専用デザインのフロントグリルやウラノマットブラック仕立ての20インチアロイホイール、フラグメントのエンブレムを装着したCピラーなどを特別装備する。また、3連サイドエアベントの下にはGhibli/M157110519FRG/Maserati/Fragmentのロゴを表示。このうちのM157110519FRGは、M157がギブリの開発コード、110519がマセラティのチェントロ・スティーレ(デザインセンター)と藤原ヒロシ氏の最初の出会いの日の2019年11月5日、FRGがフラグメント(Fragment)を意味している。
インテリアに関しては、プレミアムレザーとアルカンターラのコンビネーションを基調に構成。ステッチやヘッドレストのトライデントにはコントラストの効いたシルバーのインサートを施し、また前席のシートバックにはGhibliとFragmentのロゴを刻印する。さらに、シートベルトにはダークブルーの専用品を装着した。
なお、今回の限定車は東京・表参道の期間限定ポップアップストア「Maserati meets Fragment Pop-up Store」において、6月25日から7月11日にかけて特別展示。また、限定車と同じくマセラティと藤原ヒロシ氏との共同デザインによって生まれた「カプセル・コレクション」(Tシャツ/フーディ/キャップなど)を、同ストアにて限定で販売する。
(提供:CAR and DRIVER)