トリのイメージ
(画像=Nenahliadava / PIXTA(ピクスタ))

米国の代表的な株価指数「S&P500」は、2021年の1年間で30%近く上昇した。あくまで指数の上昇率であるので、下落した個別銘柄がなかったわけではないが、2021年は多くの株式投資家にとって「素晴らしい1年」だったと言える。

しかし、FRBによる利上げが予想される2022年は、「2021年ほどは株価が上がらない」と見る識者が多い。利上げが実施されたあとは、バランスシート縮小(量的引き締め)が待ち構えており、金融政策の動向次第では、株価が急落する局面もあるかもしれない。

そのような2022年において注視しておきたいのが、相場の変調(先行き不安)を知らせる「炭鉱のカナリア」だ。今回は、「2022年版・炭鉱のカナリア」について考えていくことにしよう。